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異次元過ぎる個人の力~ワールドカップ2022準決勝 フランスvsモロッコ編~

これ見せられたら、もう何と言っていいのやら。

『異次元過ぎる個人の力~ワールドカップ2022準決勝 フランスvsモロッコ編~』

W杯準決勝でフランスがモロッコに勝利! アルゼンチンの待つ決勝へ|最終結果・試合経過・ハイライト - スポーティングニュース

これまでの戦いでも見せてきましたけど、ムバッペの身体能力が異次元過ぎませんか。

疲労も溜まっているはずだし、強度が高い試合の連続のはず。それなのにあのスピード。

ハキミ相手にあれが出来るというのも恐るべしですが、そのぶっちぎりっぷりが半端無い。

陸上選手、ボルトの100m平均は37.58kmらしいんですが、それを上回るとか上回らないとか。

いずれにせよ誰が観てもわかるくらいに速過ぎる。しかもただ速いだけじゃなく、スキルもあるし、コンタクトも強い。

タッチ数37で、あの存在感はヤバ過ぎる。見せるところで見せているというのがわかるスタッツで、これぞスーパー。

決勝でメッシ率いるアルゼンチンと当たるわけですが、新旧エース対決のようで、メチャクチャ楽しみ。

それにしてもこの試合は凄かった。

ロッコも立ち上がりから全く強度が落ちなかったですし、ホントに選手同士の距離感が抜群。

CBのサイスが序盤で交代になってしまったのは残念でしたが、それでも良くやってましたよ。あれだけフル稼働で。

今回は最初から5バックでの戦い方と、引いて守ってのカウンター狙いだったんだとは思いますが、フランスの決定力がそれを上回りました。

フランスはとにかくグリーズマンのポジションの掴みづらさ、仕事っぷり。サッカーIQが高いとはこのことを言うんだろうなと思いつつ、守備に攻撃に良く動いていました。

攻撃に絡んだ時のアイデアみたいなものや視野に関しては抜群のものを持っているわけで、決定的なシーンにも必ず絡んでいたような。

ロッコは全体的に見てもヒートが激熱で、かなりの選手が躍動していた感じ。まあ、あの試合を観ればそれも一目瞭然ですが。

あれだけ躍動出来て、選手間の距離も良い感じで保てるというのは個の選手のスキルが高い証拠ですね。

8番、ウナイに関してはやっぱりこの試合でも素晴らしく、中盤で何でも出来てしまう。推進力、突破力共に申し分なく、前にも言いましたが、なぜあの細い体であれだけのコンタクトに耐えれるのか。

そして上手い選手はアウトを使う。

グリーズマンモドリッチ、メッシ、ウナイなんかもそうで、とにかくアウトキックの使い方が上手いんですよ。もはや使いたくて使ってるんじゃないかと思うくらい、不必要でもとにかくアウト。見てる側もちょっと期待しちゃってる感はありますが、やっぱり上手いアウト使いは上手いんですよ。

そしてついに決勝はアルゼンチンvsフランス。新旧対決も然ることながら、どういった戦いになるのか。楽しみ過ぎます。

では。

呆気無いようで圧倒的ではあったけど~ワールドカップ2022準決勝 アルゼンチンvsクロアチア編~

これはまた意外でした。

『呆気無いようで圧倒的ではあったけど~ワールドカップ2022準決勝 アルゼンチンvsクロアチア編~』

W杯準決勝でアルゼンチンがクロアチアに圧勝し決勝進出! アルバレスが2得点と躍動(スポーティングニュース) - Yahoo!ニュース

死力を尽くして、ゴリゴリの戦いになるかと思っていたんですが、どちらかというとGSのようなゆっくりとしたスタート。

疲れもあるでしょうし、チーム自体の構造もあるのかもしれませんが、クロアチアがいまいち機能していなかった。今まで噛み合っていた歯車が、若干ではあるものの、決定的に噛み合っていない感じ。

選手の距離感であったり、連携の部分、プレスのズレもそうですし、なによりパスが繋がらない。正確には安全な場所であったり、ブロックの外側では続くんですが、決定的なパスが入らない。

アルゼンチンがポイントを押さえての鬼プレスに来たのもあるかと思うんですが、クロアチアのテンポ感がとにかく出なかった。

ポゼッションも61%がクロアチア、パスに関しても2倍近いスタッツ。ですが決定的なチャンスメイクは出来ておらず、これまでの試合で見せていたようなルーズボールもあまり出て来ず。

確実に各選手の強度は落ちていましたが、交代や戦術含め、少々謎なところでした。

アルゼンチン自体も別にそこまで良いといった感じでは無かったんですが、1点目から2点目への流れが良かった。

これで風向きが変わったと言いますか、完全に流れがアルゼンチンに傾いたような。

ここぞという時のスイッチの入り方は南米特有と言うか、前への推進力が総じて高いんですよね。

しかもそれもタッチ数少なく運ぶんで、一気に形勢が変わってしまうような感覚。

その中心にメッシがいるわけですが、ホント総合値としての能力が高い。

枠内シュート、ドリブル成功率、パス成功率、クロス、ロングボール、地上戦、あらゆるステータスが平均以上。しかもピッチ上での影響力、存在感も大きく、ボールを持った時の迫力や体感としては一層高いステータスになるわけで。

取られる気がしないというか、ボールの置き所、足運び、視野の広さといったところも異次元過ぎて。

これはまさかの優勝もありますよ。メッシが獲得していないタイトルはあとこれだけ、ロナウドが獲得できなかったタイトルを同時代のエースとして、ここまで来たら取って欲しいところです。

正直試合としては割と塩試合だったので、この辺で。

では。

死闘の末、新世界へ~ワールドカップ2022準々決勝 ポルトガルvsモロッコ編~

GSから良い戦いを見せていましたが、ここまでやり切るとは。

『死闘の末、新世界へ~ワールドカップ2022準々決勝 ポルトガルvsモロッコ編~』

堅守モロッコがポルトガルを破ってアフリカ勢初のベスト4《カタールW杯》(超WORLDサッカー!) - Yahoo!ニュース

この試合でもGSのような強度を持った戦いっぷり。怪我人も出ているし、選手層を考えても厳しい戦いのなのは予想できたモロッコ代表。

それをコンビネーションとメンタル、それと共に意思を感じるような試合運びでした。

前半からポルトガルと互角、なんなら互角以上の戦いっぷりを見せていたモロッコ。基本布陣は4-1-4-1といった形で、特に4の部分のブロックが厚い。サポートであったり、コンパクトな陣形を維持することでとにかく選手同士の距離感が良かった。

前線4-1の部分を突破するのも容易でなく、ポルトガルの攻撃もその外側からのロングレンジパス主体になっていた感じ。

そこから前線に収まっても後ろの4枚が圧縮してくるし、前線からの戻りも早い為、すぐ潰されてしまう。

そこからのカウンターが効果的に発動していた感じでしたし、これはショートもロングもどちらも発動できる感じで。

特にハキミとツィエクのいる右SBは驚異的で、崩しにかかると迫力ある展開が何度もありました。

こうやってみるとツィエクは自陣にいた状況が多く、中央にはまったく顔を出していない状況。それなのにこの存在感。やはり只者では無い。

前線にいたエンネシリもフィジカルが強く、ゴールシーンでの高さは尋常じゃなかったです。競り合った時、エンネシリの腰らへんに相手の頭でしたからね。どういう状況なんだと思うほどの高さ。

ポストプレーも効いていた感じだったので、サイドから中央に流れて受ける上手さも出ていました。

驚いたのが8番のウナイ。

完全に盲点だったんですが、彼のプレーはエグいですね。かなり細身ですし、フィジカル的にも強く見えないんですが、体幹が良いのか、ボールの置き所、足元の技術で、かなりチャンスメイクに絡んでいました。

ドリブルに関しては特にそれが発揮されていて、ドリブル成功率3/3。まあそうなりますわ、と思うような運びっぷり。レスター時のマフレズみたいな印象ですかね。

意外に地上戦も強くて、7/8。ようするに人を見る目と足元がしっかりしているということでしょう。彼もまた22歳と若いので今後が楽しみです。

ポルトガルもかなり猛攻だったんですが、中々決定的なシーンを作れませんでした。

中でもブルーノの頑張りなんかは異常で、クロアチアモドリッチのような孤軍奮闘。主に前線を中心に右へ左へ、かなり動いておりました。

スタッツもそれを示していて、ドリブル成功率3/3、ロングボール成功数8/11。守備面でもそうで地上戦4/6、空中戦1/4と攻守に渡り働き過ぎ。

フェリックスも嫌なところに飛び出す嗅覚ですとか、パスを受ける位置なんかは凄く良かった。

SBも攻め上がるタイミングなんかは悪くなかったですし、DF陣も良く守り、セットプレーではかなり惜しいシーンも演出していました。

でも勝てなかった、ゴールが遠かった。

これがW杯。ホント面白いものです。ロナウドも恐らく最後の代表となるでしょうが、ここで姿を消してしまいました。

次はついにベスト4。いよいよ終わりに近づいてきました。

では。

僅差の違いはエースの役割か~ワールドカップ2022準々決勝 フランスvsイングランド編~

これで自分が優勝予想していたイングランドとブラジルが散りました。

『僅差の違いはエースの役割か~ワールドカップ2022準々決勝 フランスvsイングランド編~』

DOMINIC KING: Antoine Griezmann stands out as world class for France during  2-1 World Cup vs England | Daily Mail Online

選手層の厚さ、新旧世代の融合と、考えても、予選からの試合を観ても優位だったのはイングランドだと思っていたんですが、これもW杯。

決定的な違いは無かったものの、クロアチア同様、際での底力とエースの役割が勝敗を決した気はします。

フランスは基本的に繋ぐというよりもミドルorロングパスからのサイド攻撃主体。SBとウイングの連携した攻撃を主体としながらも中央でグリーズマンがバランスを取りつつ、守備に攻撃に参加してくる。

エムバペに関しては対人に滅法強いウォーカーが効いていたので、そこまで自由に動いている印象はありませんでした。とはいえ、超人ムバッペクラスともなるとそれでもチャンスメイクしていましたし、一瞬の脅威は相変わらず。

まさかチュアメニのロングシュートが決まるとは思いませんでしたね。あの位置からであの弾道、そこまで強烈な感じでは無かったんですが、ピックフォードは視野が塞がれていたんでしょうね。しかもあのタイミングであのシュートはさすがに予想していなかったような。

それにしてもグリーズマンモドリッチのような働きっぷりでしたね。神出鬼没に出現し、引いている時は後ろでバランスを取り、攻めている時は前線でハブとして機能する。2点目のアシストの様な素晴らしいクロスも持っていますし、モドリッチよりもフィジカルに戦えて、攻守オールマイティにこなせるような印象でした。

そしてジルーも良かった。アーセナルでもそうでしたが、決めて欲しい時に決められるその得点力と嗅覚。これはジルーの特権とでも言うべき才能だと思うんですが、ある種唯一無二の選手、それがジルーだと思うんですよね。

そんな良さが前面に出た試合でしたが、ベンゼマがいたらどうなっていたのかという世界線も気になったりします。

ロリスも試合前に色々あったようですが、結果的に有言実行、行動で示すといった通りのセーブ数6、トッテナムでの良い時のようなパフォーマンスが出ていた気がします。

一方のトッテナムエース、ハリーケイン。

全然良かったですし、スタッツを見ても地上戦1/1、空中戦5/6と相変わらずの強さ。気の利いた動き出しや、サポートとしてのプレーも最上級。ゴール前で受けてからの抜群の反転とそこからのシュートも完璧でした(決まればなおよし)。

ですが、トッテナムであるような決定力が欲しかった。PKとかでは無く、ゲーム内でのそれがあるとないとではチームにとっても全然違ったことでしょう。

タッチ数も35と物足りないですし、ケインならもっとできたはずなんですが、タスクが多かったのかもしれませんね。

ただ、何度も言うようですが、イングランド自体も全然悪くなく、サカはいつものさかでしたし、変わらずの伝家の宝刀、カットインからのプレーも何度もありました。あれはフランスも手を焼いていましたし、キレがあり過ぎますよね。

イングランドは詰まってしまうようなシーンが結構あったので、その辺を上手く流れるように修正できればゴールへの道筋がもう少し出来たような気はします。

ビリンガムニしろフォーデンにしろ、少々窮屈な気はしましたし、ライスやヘンダーソンも別のタスクに力を削がれていたような気も。

意外性のある展開が続くトーナメント戦。これからも波乱は起きそうですが。

では。

強靭過ぎるメンタルと戦いの果てに~ワールドカップ2022準々決勝 クロアチアvsブラジル編~

これは恐れいりました。

『強靭過ぎるメンタルと戦いの果てに~ワールドカップ2022ラウンド8 クロアチアvsブラジル編~』

不屈のクロアチアが2戦連続PK戦を制してベスト4、ブラジルはネイマール弾も無念の敗退《カタールW杯》【超ワールドサッカー】

まさかこんな展開が待っていようとは。W杯は波乱含み。アルゼンチンvsオランダもそうでしたが、とにかくこのW杯は波乱が起き過ぎる。

この試合でもブラジルがまさかのベスト8敗退。

入りからして、クロアチアの状況は悪くなく、いつも通りのフィジカルと戦い方が出来ているなとは思ったんですが、それでも前の試合、日本戦であそこまで総力戦で戦えば消耗も激しいわけで、ブラジル相手手ともなれば、それがいずれ出るはずと思っていたんですが、全く出ず。

それどころか終盤に向けて、一層ギアを上げてくるような感じなんて、まさに鬼神そのもの。

その中心人物は紛れも無くモドリッチ

マドリーでもそうですが、本当に恐ろしい人です。どこを見てもモドリッチがいるなという印象でしたし、どこからでもチャンスメイクに繋がるボール運びを演出で来てしまう。

ヒートマップを見てもそれは明らかで、このエリアの広さとヒートの感じ。なんどもいうようですけど、37歳でこの動きが出来ちゃうんですよ。

パス成功率も105/115で91%ですし、ロングパスに至っては6/8と驚異の成功率。他のスタッツを見てもわかる通り、しっかりと守備にも貢献していますし、とにかくクロアチアでの存在感が半端無い。

というかブロゾビッチ、コバチッチを含めた中盤の構成が良過ぎて、ぐるぐる回りながらそれぞれが強みを生かしつつ、連携しているところが良く機能している。

両SBの働きもソリッドで、バランス良く、ポジショニングが巧み。右SBのユラノビッチなんて地上戦5/5ですし。

とはいえ今回は守備陣が良く頑張りました。

CB二人は特にそうで、ロブレンはタスクを絞って、こういう戦い方をするクロアチアでの守備は相性良さそうですし、相方のグヴァルディオルは現代的なCBのお手本のような活躍っぷり。

ボールロストも少なく、何よりボールを持った時の判断が落ち着いており、一つ一つのプレーが丁寧。ポジショニングもそうで、ボールを持っていようがいまいが、しっかりと考えて行動しているなということがわかる感じ。しかもそれをこなすスピードが速く、実際のスピードも速い。ブラジルのFA陣相手でもスピード負けしてませんでしたからね。あの巨体で。

そして、何と言ってもGK。リバコビッチは素晴らしかった。

ボックス内からのセーブが7というのも驚異的ですし、ポジショニングや判断といった、数字に表れないプレーの質も素晴らしい。何よりPKが物語っているように、メンタルが強いんでしょう。だからこそ出来るプレーの数々や落ち着き。27歳とキーパーとしてはまだまだやれる年齢なのでビッククラブからオファーも来そうな活躍でしたね。これは次の試合も楽しみです。まあ仕事が無いに越したことは無いわけですが。

一方のブラジル。

全然悪くなかったですし、ネイマールのゴールは相変わらず神がかっていた。あんなワンツーをボックス内で簡単に決められ、技ありのゴールを決められたら。

裏を返せば、個の力があり過ぎるが故に全体として崩されたのかもしれませんね。メンタル的に。

それでも、ボックス周辺でボールを持たれると何を仕掛けてくるのかわからない選手が多く、連携に関しても予測不能。サイドも中央も、ショートカウンターも、ロングカウンターも、どこからでも仕掛けてくる怖さはさすがブラジル。

クロアチアの中盤を抑えられず、そこからの展開を許してしまったことが逆にブラジルの攻撃を停滞させてしまった要因だったのかもしれません。

いずれにせよここまでくれば全力消耗戦。

クロアチアはいつ消耗するやら。このままいって欲しいという気持ちもありつつ、他の試合も含め楽しみたいと思います。

では。

今大会初ハットトリック達成~ワールドカップ2022ラウンド16 ポルトガルvsスイス編~

まさかポルトガルから、しかもロナウドでなく、新星が現れるとは。

『今大会初ハットトリック達成~ワールドカップ2022ラウンド16 ポルトガルvsスイス編~』



ワールドカップはこういうことがあるから面白いんですよね。

何故かラモスにボールが集まってたという一戦。これで覚醒なるのかどうか。次の試合、どうなるか気になるところですが、とりあえずこの試合での決定力凄かったですね。

xGが1.47とゴール期待値も高いですし、枠内シュート5本に対しての3本決めるって、決定力あり過ぎでしょ。タッチ数27しかないのにってところも考えるとかなりヤバい。

ベンフィカ所属の21歳。全く知らなかったですし、W杯メンバー入りしたのも辞退したところに入り、この試合もロナウドの代役的な役回り。

それがこういうことになっちゃうんだから。

この試合を観ている限りだとプレーエリアはそこそこ広そうではあるものの、ペナルティエリア内での嗅覚が半端無い。年齢も考えると、今後の伸びしろもありそうですし、楽しみな限り。

今回ブルーノにしてもベルナルドにしろ創造性あり、技術力ありのプレーヤーがとにかく躍動していた気がする。スイスも序盤のプレスはハマっていたんですが、すぐに剥がされ、1失点してからは・・・。

ですが、シャキリのあのフリーキックは素晴らしかったですし、エンボロの掴まれても強行突破するようなフィジカル、メンタリティも鬼だった。

でも全体として見ると本当にチャンスらしいチャンスが無かったんですよね。

この試合はとにもかくにもラモスな印象。

まあ誰の眼にもラモスが凄かったのはわかるでしょうけど、個人的にはジョアンフェリックスが良かったなと。

アトレティコでの試合をほとんど観ていないのであれなんですが、あんなに良いとは思いませんでした。オフザボールもそうですし、何より見えている視野が広い。アシストにはなっていない、アシスト前のプレーに絡んでいることが多く、視野の広さと前線へ繋げる動きが素晴らしい。

ゴールに絡めばなお良いんでしょうが、あれだけ動いて決定機に繋げられればなお良し。実際、アシストも2つありましたし、地上戦も4/5と優秀。アーセナルで言うとマルティネッリに似たような印象ですかね。ちょっと次の試合も気になるところです。

ポルトガルは負傷などにより、CBの層の薄さは気になりますが、ペペも39であそこまで出来ていますし、怪我人が戻ってくればこれは優勝も狙えるような選手が揃っている気もしてきました。

逆に思い知ったと言いますか、鉄人ジャカのスイスにおける存在感。本当にジャカが機能しないとエンジンがかからない。これはスイスの心臓だなと。

別にそこまで抑えられていた感じも無かったんですが、何故かうまいこと回ってきていないような感じだったんですよね。

前線にもあまり顔を出せていなかったところを考えると守備的なタスクが多かった証拠じゃないでしょうか。

まあ終盤に関してはさらに低い位置でのポジションが目立っていましたし、そこからの展開もほぼ出来ていなかったですから。

それにしてもロナウドは途中出場ながら、あれだけ敵味方関係無く歓声が沸く選手というのもメッシ、ロナウドくらいなもんじゃないですかね。

そんな二か国とも勝ち上がっているという面白さ。

これで全て出揃いましたが、注目国としてはモロッコ。あれだけのテンションで、あれだけのプレー強度を保てているというのが恐ろしいところ。一時期のデンマークを思い出すようなダークホースっぷりですが、この先はどんな波乱が待っているのか。

では。

圧倒的攻撃力~ワールドカップ2022ラウンド16 ブラジルvs韓国編~

前半で4点とは驚きました。

『圧倒的攻撃力~ワールドカップ2022ラウンド16 ブラジルvs韓国編~』

ブラジル、ファン・ウィジョ弾の韓国に5発圧勝で日本戦へ! ケガ報道のネイマールも78分プレーでPK2発《国際親善試合》【超ワールドサッカー】

この大会、意外にブラジルが爆発しないなと持っていたんですが、ついに。

なんであんなに流動的に動いていて得点できるのか、守れるのか、連動できるのか。

さすがサッカー大国としか思えないようなスキルの連続。やっぱり個の力があって、展開を想像できるとこういったプレーに繋がってくるんでしょうか。

ホント全員のレベルが規格外といいますか、一定以上のレベルがとにかく高次元。

ポジションに関係無く、全員が攻撃と守備の意識とスキルを持ち合わせることで出来る、化学反応的な魅力を感じます。

中でもリシャルリソンは体幹が素晴らしく、どんな態勢でもいったん受け、そこから必ず展開するという強靭さ。そこからの決定力も大したもので、リーグ戦宿敵トッテナムながら、凄過ぎると思ってしまうくらい。特にこの試合の3点目はエグかった。これはプログラムなんかと思ってしまうくらいに正確なプレー。俯瞰したカメラショットだからこそどういうゴールまでの道筋がわかりますが、これピッチ上にいたら何が起こったかわからないんじゃないかと思うような繋ぎっぷり。

こんなんされたらもうお手上げですから。

ラフィーニャもリーズの時に観ていた以上に成長していますし、あの攻撃参加は驚異でしかない。クロスや中長距離のパスの切れも素晴らしく、あれだけのスピード感の中で終盤までやり続けられるというのが凄い。

他にもネイマールを始め、交代選手までもが恐ろしいメンツ勢揃い。ジェズスのケガは残念で心配ですが、マルティネッリは相変わらずのマルティネッリでプレスと単騎突破、あとはゴールが欲しいところですが、それは今のところおあずけです。

アーセナルの時と比べると、力関係の部分なのか、少々控えめなプレーに見えてしまいますが、この経験はチームに帰ってからも見えない力となりそうです。

韓国もこういう負けられない試合での底力はやはりあるなと。負けはしたものの、相手が悪かった。それでも後半の終盤にはかなりチャンスメイク出来ていましたし、ギリギリで防がれてしまった惜しいシュートも何本かありました。

韓国はそういう怖さがあるんですよね。

ソンフンミンもいつもほどの活躍を示せず、前線で孤立してしまうようなシーンも結構ありました。昨シーズンのプレミア得点王と言えどメッシ同様、チームがうまく機能しないとなかなか厳しいということでしょう。

そういう意味ではブラジルはネイマールを中心としつつ、全員サッカーが出来ているという強みが国としての強さに繋がっているのかもしれませんね。

では。