前半で4点とは驚きました。
『圧倒的攻撃力~ワールドカップ2022ラウンド16 ブラジルvs韓国編~』
この大会、意外にブラジルが爆発しないなと持っていたんですが、ついに。
なんであんなに流動的に動いていて得点できるのか、守れるのか、連動できるのか。
さすがサッカー大国としか思えないようなスキルの連続。やっぱり個の力があって、展開を想像できるとこういったプレーに繋がってくるんでしょうか。
ホント全員のレベルが規格外といいますか、一定以上のレベルがとにかく高次元。
ポジションに関係無く、全員が攻撃と守備の意識とスキルを持ち合わせることで出来る、化学反応的な魅力を感じます。
中でもリシャルリソンは体幹が素晴らしく、どんな態勢でもいったん受け、そこから必ず展開するという強靭さ。そこからの決定力も大したもので、リーグ戦宿敵トッテナムながら、凄過ぎると思ってしまうくらい。特にこの試合の3点目はエグかった。これはプログラムなんかと思ってしまうくらいに正確なプレー。俯瞰したカメラショットだからこそどういうゴールまでの道筋がわかりますが、これピッチ上にいたら何が起こったかわからないんじゃないかと思うような繋ぎっぷり。
こんなんされたらもうお手上げですから。
ラフィーニャもリーズの時に観ていた以上に成長していますし、あの攻撃参加は驚異でしかない。クロスや中長距離のパスの切れも素晴らしく、あれだけのスピード感の中で終盤までやり続けられるというのが凄い。
他にもネイマールを始め、交代選手までもが恐ろしいメンツ勢揃い。ジェズスのケガは残念で心配ですが、マルティネッリは相変わらずのマルティネッリでプレスと単騎突破、あとはゴールが欲しいところですが、それは今のところおあずけです。
アーセナルの時と比べると、力関係の部分なのか、少々控えめなプレーに見えてしまいますが、この経験はチームに帰ってからも見えない力となりそうです。
韓国もこういう負けられない試合での底力はやはりあるなと。負けはしたものの、相手が悪かった。それでも後半の終盤にはかなりチャンスメイク出来ていましたし、ギリギリで防がれてしまった惜しいシュートも何本かありました。
韓国はそういう怖さがあるんですよね。
ソンフンミンもいつもほどの活躍を示せず、前線で孤立してしまうようなシーンも結構ありました。昨シーズンのプレミア得点王と言えどメッシ同様、チームがうまく機能しないとなかなか厳しいということでしょう。
そういう意味ではブラジルはネイマールを中心としつつ、全員サッカーが出来ているという強みが国としての強さに繋がっているのかもしれませんね。
では。