こんな快勝するとは思いませんでした。
「完勝の裏にある、素早い修正の冥利『アーセナルvsウエストハム』」
16分、キヴィの良い絞り
23分、やっぱサーモンのボールへのフィーリング良いな
37分、これもサーモンからスタート。精度高し
57分、あの体勢でもシュートまで持っていけるサカのボディバランスはさすが
62分、久々にサカらしいサカ
65分、ウーデ、トロ見合いからのライスは痺れます
70分、ウーデのミドルからのプレスからのキープってどゆことよ
91分、やっぱこの時間でもプレス緩めないキャプテン
まず、前節好調だったジョルジを外し、トロサールを投入というのが大きな変化ですかね。キヴィも投入されてましたが、これは怪我やらなんやらのようなので。
前半序盤はあまり上手く機能していなかった印象だったんですが、ハムのプレスが高い位置からハメに来ており、ライス一人で裁くのが難しかったんだと思います。
それによりウーデが下りてくるものの、ハヴァさんも前線へ加わりがちだったので、そうなると前線との懸け橋が極端に減るという。
でも、今回はその修正が早かった。
ホワイトを内側に絞らせ、ウーデとライスの負担を軽減させる。
これが功を奏し、そこからはプレス回避、攻撃の形が見えてきていました。
この試合、スーパーな選手が多かったんですが、まずはサカ。
とにかくゴールもそうなんですがボディバランスがエグいですよね。厳しい寄せや局面でも、倒れない。
加えてのこのゴール期待値に対して2ゴールですから。
それからウーデとライスはちょっとレベチですよ。
ライスはクロス数がトップなんですが、あれだけ守備に奔走して、クロス数トップって。
そして何よりあの弾丸ミドルですよ。痺れたのなんのって。
Rice from long range 🤩 pic.twitter.com/wtbB9zfNE3
— Arsenal (@Arsenal) 2024年2月12日
ウーデはテクニックがエグい。
タッチ数がダントツですし、キーパスもトップ。
あれだけパワフルに動いてこれだけの精度も担保するっていうのは彼だからこそ出来る芸当かと。
二人に共通しているのがプレーエリアの広さ。
ハーフライン前後を主戦場として前がウーデ、後ろがライスという重点の置き方は悪くないですね。ジョルジが入ってくるとそのバランスも変わると思いますが。
いずれにせよ二人はちょっと運動量が異常ですよ。
あとは何といってもトロサール。
スタッツ以上にプレーの質が高い。ボール捌きであるとか、ポジショニングであるとか。
中でも際立っていたのはキック精度ですね。
ボックス内外問わず、質が高い。惜しくもアレオラに弾かれたシュートも見事なボレーでしたからね。
その辺のコントロールたるや見ていて惚れ惚れさせられます。
スタメンでも途中出場でもこれだけのクオリティ出せるって、やっぱ凄いですよ。トロサールは。
あとホワイトが地味に効いてるんですよね。
器用というか、気が利くというか、プレー強度も高いですし、サッカーIQが高いんでしょうね。
右サイドでのウーデやサカとの緩衝材になってるのって実はホワイトなわけで、その辺もこの試合ではかなり寄与していた気がします。
とはいえ、なんやかんやでCB二人の安定感があるからこの結果というのも忘れてはいけないんですが、この試合では二人とも得点も決めるという、攻撃時にも存在感が出てきているのは有難きことです。
そーいえば、ヌワネリも出てきて、意外にタッチ数もあり、あれで16歳とは思えないボール捌きと落ち着き、今後に期待です。
ここ数試合、ハム戦を落としていたことを考えるとこの勝利というのは自信にもつながり、良い影響が出るんじゃないでしょうか。
では。