相変わらずブラジルは強い。
『攻撃陣の豪華さたるや~ワールドカップ2022グループステージG ブラジルvsセルビア編~』
セルビアにしても全然弱いチームじゃないですし、フィジカル的にも申し分ないくらいに屈強なチーム。
北欧にも劣らないくらい大柄な選手が多いチームじゃないでしょうか。しかも前線にはミトロビッチやヴラホビッチ、タディッチといったタレントも揃っており、中々見応えありそうなカードだったんですが、やはりブラジルは強かった。
スペイン戦の後に観たのでアレだったんですが、戦術どうこうといったこと以上に、とにかく個が強過ぎる。
あんなにまとまらないように見えて何であんなプレーが成り立ってしまうんでしょう。そう思えてくるくらいの異次元なチームワーク。
チームワークと言うよりは個の集積がチームの総合力に繋がっているといったような表現が正しいのかもしれません。
交代選手にしても、控えでいる理由が謎な選手ばかりで、FWの豪華さで言えば屈指のタレント揃いなんじゃないでしょうか。
それにしてもリシャルリソンの2点目はエゲツなかった。あれをスーパーゴールと呼ばず、どれを呼ぶのかというような鮮烈さ。
イブラの全盛期を思い出すような体格と体幹、リーグ戦では宿敵トッテナムのFWながら、やはり凄いなと思ってしまいました。
ヴィニシウスやラフィーニャの鋭さは止めれんなと思いましたし、以前の代表での立ち位置と少々変わったネイマールも、プレースタイルを若干変えながらも相変わらずの存在感。パケタとの連携や相性はピカイチでしたね。
そんなパケタ、個人的にスラムダンクのキャラ感が半端無く、こんな選手絶対スラムダンクにいるでしょと思ってしまうビジュアル。まあそれは置いておいたとして、パケタのプレースタイルは好きなんですよね。代表ではウエストハムの時よりは控えつつ、創造性ありますし、際での判断と正確さが素晴らしい。やっぱりああいう良い潤滑油的な選手は観ていて楽しい。
チアゴシウバも38歳ながら抜群の存在感。マルキーニョスと共に、あれだけ広大なフィールドを守り切り、攻撃の起点、ビルドアップの基点になれるからこそ、前線があれだけ機能するんだろうなと。
ハーフラインまで、つまり自陣におけるビルドアップはCB2人プラス1人くらいでやっているんじゃないかと考えると広大過ぎるフィールドカバー。
それでいて裏のケアや前線へのフィードも見ているとなると、気が遠くなる仕事量です。
アーセナルからもジェズス、マルティネッリが出ていましたが、これからの試合も楽しみな限り。
マルティネッリに関してはチーム同様、投入後からかなり躍動し、いつも通りのヤバい突破を見せており、アーセナルファンとしては嬉しい瞬間でした。
ホワイトもサイドで投入はあるのか、チッチ監督の考え方がいまいちわかっておりませんが、クラブチームでの活躍を考えれば是非一考して頂きたいところではあります。
とまぁここまで一方的にブラジルの話をしてしまいましたが、セルビアのゴリゴリなプレーも嫌いじゃないです。一瞬の隙をついたカウンター、セットプレーでの迫力は一見の価値ありかと。
とにかく観るべき試合が多過ぎる。そしてまだ始まったばかり。でも楽しい日々が続きます。
では。