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ぼくがなつやすみ~真鶴編Ⅰ~

廃墟も久々行ってきました。

本日はhr-dが日帰り希望ということで近場を訪問。

場所は真鶴の某トンネル跡地です。

出発時刻は早朝5時。一日を満喫するために当然のスタートです。

目的地までは約2時間ほどとなっていたのですが平日ということもあって割と早目に到着しました。

目印となる「箱根登山バスの石名坂バス停」を目指したんですが到着してから意外に迷

いました。

この方のブログが参考になりましたね。

blog.livedoor.jp

とにかく夏ということもあって植物が茂る茂る。

こんな道を進んでいきます。

ここからは更に悪路になり、蜘蛛の巣やらなんやらが出てくるので、掻き分ける棒などが必須ですね。

そこからメインとなるトンネルは3つあるんですが徐々に道も過酷になります。

第一トンネルがこちら

その入口には今では懐かしいファンタやBOSS等の空き缶がちらほら。廃墟のノスタルジックさはやはり他では味わえない良さがありますね。

個人的にはBOSS缶のこのデザイン好きでした。懐かしくもあり今あっても全然古びない感じ。こういうデザイン良いですね。

まあここはそれほど大したこともないんですが、夏なのに涼しいしトンネルからの緑が映え、序盤としてはまずまずの期待感です。

そこからまた歩きます。

次は第二トンネルへ。

ブリグズビーベア

かなり久々です。

W杯期間はサッカー観戦に全てを捧げていたのでブログも更新しておりませんでした。ようやく落ち着いたのでそろそろかと。

ということで今回は

「ブリグズビーベア」


映画『ブリグズビー・ベア(BrigsbyBear trailer)』予告動画

赤ん坊の頃に誘拐され、偽の両親のもとで彼らが制作した教育番組「ブリグズビー・ベア」だけを見て育った25歳の青年が、初めて外界に出たことから巻き起こる騒動を描いたコメディドラマ。

外の世界から隔絶された小さなシェルターで、両親と3人だけで暮らす25歳のジェームス。子どもの頃から毎週届く教育ビデオ「ブリグズビー・ベア」を見て育った彼は、現在はその世界の研究に没頭する日々を送っていた。そんなある日、シェルターに警察がやって来て、両親は逮捕されてしまう。これまでジェームスが両親だと思っていた男女は、実は誘拐犯だったのだ。ジェームスは生まれて初めて外の世界に連れ出され、“本当の家族”と一緒に暮らすことになるが……。

スタッフ・キャストにはテレビ番組「サタデー・ナイト・ライブ」のチームが集結。ジェームスの育ての父親テッドを「スター・ウォーズ」シリーズのマーク・ハミル、カウンセラーのエミリーを「ロミオ&ジュリエット」のクレア・デーンズがそれぞれ演じる。

もうとんでもない設定のとんでもない映画で、とんでもなく面白かったです。

今年度とりあえずベストですね。

設定も然ることながら教訓めいた展開、真に必要なこととは。生きる上で見直さなきゃいけない全てが詰まっていた気がします。

あそこまで映画館で気持ちが高ぶったことは無かったですし、観客の一体感も凄かった気がします。そこかしこで笑いが起き、それも嫌にならず、むしろ映画と完全にシンクロする感覚。極上の映画体験でした。

主人公が誘拐されてしまった為に生じる葛藤や矛盾などが色々なキャストの間で起きる中で、罪と芸術感、現実と創造、倫理観と正義は必ずしもイコールではないということを主人公のジェームスに身を持って教えられた気がします。

そして熱意こそが唯一と言っていい個人の活力になるし、それに引き寄せられるような形で個から集団になる。逆の形を取る人が多い気がする世の中で、本当に必要なものが何なのか、深い話だった気がします。

とにかく、この映画を観て自分の中の熱意を呼び起されない人は本当にもったいないと思うし、絶対にそれは無いと断言できるほどの高ぶりを感じました。

好きなものを共有し好きな人と語り合う。誰の中にでもある熱意と自分に対しての素直な気持ち、本当に根幹の重要な核心に迫る作品じゃないでしょうか。

本編のブリグズビーベア全作品が観たくてしょうがないです。

劇場公開数は少ないですがまだ間に合うので是非。

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吉原炎上

炎上含め、諸々のクオリティが高すぎる。
吉原炎上


本作ほど昔の映画の諸々に驚かされた作品は無い気がする。
セットで撮られている為、シーン自体は限られているもののその出てくる美術や装飾がいちいち高い完成度。衣装も小物もとにかく今の映画とは違う圧倒的な迫力がそこにある。
ストーリーに関しても遊郭という限られた場所を描いているだけにも関わらず、そこに出てくる人間模様や葛藤などがリアルに描かれていて圧倒される。
特に人間の狂気的な部分なんかの描き方は凄くて、狂気という以外にないほど狂っている。でもそれに至るまでの過程を見ているとそれも当たり前に見えてくるから、人間の闇の深さを感じる。
いつの時代も悩みはあれど、昔ほどの悩みでは無いと思えてしまうほどに過酷な時代を生きていたんだと思うと今の悩みは小さいことのように思えて来るから不思議だ。

とにかく短期スパンでそこそこのクオリティが求められる今の時代には難しい、圧倒的なエゴのようなものが観られるところに惹かれる要素があるような気がする。

吉原炎上 [DVD]

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クリス・デイヴ&ザ・ドラムヘッズ at ビルボードライブ東京

圧倒的空気感と迫力

「クリス・デイヴ&ザ・ドラムヘッズ」

今年1月にソロ名義のデビュー・アルバムをリリースしたばかりのドラマー/ビート・メイカー、クリス・デイヴが待望のオンステージ。

常人離れしたテクニックと唯一無二の独創性でR&Bやジャズのシーンを中心に活躍。また自身の名義では、ジャンルの壁を超えたその異形のコズミック・サウンドで、観るものを何度も震わせてきたクリス・デイヴ。その革新的なリズム・エッセンスが求められ、近年はディアンジェロ、アデル、エド・シーラン、宇多田ヒカルといった、国内外のトップ・ミュージシャンのライブやレコーディングに引っ張りだことなっている。

現代最高峰の鬼才ドラマーが、自身のバンドを率いて絶好のタイミングで魅せる、圧倒的なライブ体験を見逃さないで欲しい。

 まずビルボード東京の雰囲気、最高でした。窓から見える六本木の夜景も最高だし、ライブハウスとは違う、大人な世界観に酔いしれました。必ずまた再訪したいです。

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そしてクリスデイヴ。

ドラムセットの真裏から見れたんですが、手元が神過ぎてやばかったです。どうやったらこんな変則でリズムを正確に刻めるのか。緩急の付け方もえげつなくて、ハードの叩いて会場を盛り上げたと思ったら、急にソフトな演奏へ。その緩急が恐ろしくて、どうやったらここまで緩急を付けられるのか、終始手元から目が離せませんでした。

色々な部分でオートメーション化、機械化が進んでいますが、こういった芸当は機械では絶対に不可能だなと思わせるグルーヴ感込みでの迫力、生で体験しないと絶対にわからない感覚だと思います。

帰りがけに「初ビルボードがクリスデイヴで良かったな」とTOMと話していたんですが正にその通りで、是非また見たいと思わせる演奏でした。

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クリス・デイヴ&ザ・ドラムヘッズ

クリス・デイヴ&ザ・ドラムヘッズ

  • アーティスト: クリス・デイヴ&ザ・ドラムヘッズ,クリス・デイヴ,アイザイア・シャーキー,キーヨン・ハロルド,マーカス・ストリックランド,ピノ・パラディーノ
  • 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック
  • 発売日: 2018/01/26
  • メディア: CD
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レアルマドリードvsリヴァプール~2017/18CL決勝~

来季からはCLもELもDAZNで観れるなんて最高ですね。

ということで今回は恒例のTOMと観ているCL決勝についてです。

レアルマドリードvsリヴァプール

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驚きと感動とはよく言ったものですが、驚きしかないといった展開も珍しかった気がします。

序盤からリヴァプールペースに始まり、クロップ十八番のハイプレス、ゲーゲンプレッシング。そこからボールを奪い、プレミア高速三人衆による速攻で畳み掛ける。

これはリヴァプール勝利もあり得るなと思っていたところに、カリウスがまさかの凡ミス。さらに追い打ちをかけるかのようにサラーの負傷交代とリヴァプールに逆風が吹き荒れます。

そこからペースを崩すかのように思われたんですが、マネが一矢報い、試合は面白い展開に突入。するかと思われたんですがそこからはプレスの強度も落ち、レアルペースに飲まれていきます。

決定的だったのがベイル投入後。イスコのようなボールキープよりも、ベイルの裏をとる動きがリヴァプールに効果的に作用し完全にレアルペースに。そしてカリウスがもう一度やらかしてしまい・・・。

まあ序盤でサラーが交代になったのが痛いところですが、経験値の差が出たところも大きいのかなと思います。

レアルの王者感は増す一方ですが、リヴァプールにも来季への期待は高くなりました。やっぱCLは熱量が圧倒的で、観ているこっちにも熱が入って盛り上がります。とりあえず、両チームとも最善を尽くし良い試合だったと思います。


レアルマドリード vs リバプール 3-1 CL決勝 ハイライト

孤狼の血

ヒリヒリするほどの生々しさ。

孤狼の血

広島の架空都市・呉原を舞台に描き、「警察小説×『仁義なき戦い』」と評された柚月裕子の同名小説を役所広司松坂桃李江口洋介らの出演で映画化。

「凶悪」「日本で一番悪い奴ら」の白石和彌監督がメガホンをとった。

昭和63年、暴力団対策法成立直前の広島・呉原で地場の暴力団・尾谷組と新たに進出してきた広島の巨大組織・五十子会系の加古村組の抗争がくすぶり始める中、加古村組関連の金融会社社員が失踪する。

所轄署に配属となった新人刑事・日岡秀一は、暴力団との癒着を噂されるベテラン刑事・大上章吾とともに事件の捜査にあたるが、この失踪事件を契機に尾谷組と加古村組の抗争が激化していく。

ベテランのマル暴刑事・大上役を役所、日岡刑事役を松坂、尾谷組の若頭役を江口が演じるほか、真木よう子中村獅童ピエール瀧竹野内豊石橋蓮司ら豪華キャスト陣が脇を固める。

昨今の日本映画の中では圧倒的にどぎつい演出。

完全に現代のひよった日本映画へのアンチテーゼを感じるし、熱量も半端ない。これが映画のあるべき姿だろ、といった気概を感じるところも良くて、視聴後の映画満足度は非常に高めです。

冒頭から本当にクソなシーンから始まり、終始伝わってくるギラギラ感も気分を高揚させてくれます。

個人的に本作の画作りが非常に好みで、コントラストと陰影の濃い画作り、街中のネオン、どれも気分を高揚させてくれる作りで、昭和って感じが存分に伝わってきて最高です。

ビールのプルタブや酒類の自販機といった美術周りのこだわりも半端無くて、その辺を観ているだけでも十分楽しめるかと。

役者陣も非常にいい配役で、特に大上演じる役所広治が最高にカッコ良く、男の生き様、上司としての生き様、人としての生き様、良くも悪くも芯の通った生き方に痺れました。

その他の役者も抜群に良いので、観ていて飽きず、役者達も非常に生き生きと演技しているように見える点も高評価です。

サントラも安川午朗という他の作品でも白石監督とタッグを組んでいる方が担当しており、あのテーマ曲の中毒性と禍々しさは本作以外に考えられないと思うほどの完成度。サントラを聴いただけで即座にあの世界観に埋没できるくらい作り込みが素晴らしいです。

視聴後は広島弁が喋れそうになっている点とか、気持ちが大きくなっている点とか含め最高の映画体験でした。

ちなみに私が観に行った映画館ではパンフレットは完売しており、人気の高さを改めて感じました。まあ置いてあった部数が少なかった可能性もありますが。

とりあえず冒頭でも書きましたが、今の邦画でここまでタブーを無視した圧倒的な作品は他に類を見ない気がします。続編も既に決定しているとのことで、どんな内容になるのか楽しみです。キャストが気になるところですが。

孤狼の血 (角川文庫)

孤狼の血 (角川文庫)

 
映画「孤狼の血」オリジナル・サウンドトラック

映画「孤狼の血」オリジナル・サウンドトラック

 

日本で一番悪い奴ら

個人の正義が集団の正義になるとは限らないのかもしれない。

「日本で一番悪い奴ら」


『日本で一番悪い奴ら』特報

実在の事件をもとに描いた「凶悪」で話題をさらった白石和彌監督が、2002年の北海道警察で起こり「日本警察史上最大の不祥事」とされた「稲葉事件」を題材に描く作品。

綾野剛が演じる北海道警の刑事・諸星要一が、捜査協力者で「S」と呼ばれる裏社会のスパイとともに悪事に手を染めていく様を描く。

大学時代に鍛えた柔道の腕前を買われて道警の刑事となった諸星は、強い正義感を持ち合わせているが、なかなかうだつが上がらない。やがて、敏腕刑事の村井から「裏社会に飛び込み『S』(スパイ)を作れ」と教えられた諸星は、その言葉の通りに「S」を率いて危険な捜査に踏み込んでいくが……。暴力団と密接な関係を持ち、諸星に影響を与える村井役で、「凶悪」に続き白石監督とタッグを組むピエール瀧が出演する。

実際にあった話というのが驚きだけど、それ以上に集団心理について考えさせられた。個人的に人の言動や行動を気にすることはほとんど無いんだけど、多くの人はそれらを気にした結果、むしろ悪い選択をしている可能性すらあるのかもしれない、そう思わずにはいられなかった。

本作でも綾野剛は愚直すぎるほどに真っ直ぐだし。ラストでのあのセリフも真っ直ぐ故に怖ささえ感じた。

人が信念であるとか信仰であるとかを強く持ち過ぎるとある種の危険を内包するし、それに対抗するにはそれ相応の覚悟がいる。要は自分が信じているものも他者が信じているものも何が正しいかは誰にもわからないんだと思う。見方を変えればなんとやら、みたいなもので。

白石監督はホント人間の深いところにある闇みたいな部分をリアルに引き出すのが上手いと思う。リアル故にストレートな怖さじゃなくて、コミカルであったり、人間味があったりするところも混在するわけだし、それが逆に怖さを助長したりもしている気がする。

そういった意味でも本作は娯楽映画としても楽しめるわけで、気楽に観た方がいい気がする。普通に受け止めるには重過ぎるところもあるので。

劇場公開されたばかりの孤狼の血も気になるところ。