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残穢(ざんえ)住んではいけない部屋

Jホラーにあった独特なわくわく感が蘇る。

残穢(ざんえ)住んではいけない部屋』

ポスター画像


映画『残穢【ざんえ】−住んではいけない部屋−』予告編

小野不由美による第26回山本周五郎賞受賞の同名ホラー小説を「予告犯」「白ゆき姫殺人事件」の中村義洋監督により映画化。

小説家の「私」に、読者である女子大生の久保さんから届いた一通の手紙。「住んでいる部屋で奇妙な音がする」とい書かれたその手紙に、好奇心から「私」と久保さんが調査を開始する。

そこで明らかとなったのは、その部屋の過去の住人たちが転居先で自殺や無理心中、殺人などさまざまな事件を引き起こしたという事実だった。

彼らは、なぜその部屋ではなく、さまざまな別の場所で不幸に遭ったのか。「私」たちは、ある真相にたどり着き、さらなる事件に巻き込まれることとなる。

主人公の「私」役に竹内結子、久保さん役に橋本愛と人気女優が共演し、佐々木蔵之介、坂口健太郎滝藤賢一らが脇を固める。

Jホラーって独特な怖さと間合いみたいなのがあると思っていて、それが無性に観たくなる時ってあるんですよね。

今回も何となく観たくなって、何を観ようかと探していた時に観ていなかった作品、そして橋本愛が観たかった。そんな理由で観始めたんですが、あっという間の107分でした。

ホラー映画の体感時間が短いのってある種独特な感覚で、恐怖から目が離せない、次に何が起こるかわからない、というところもあって、さらっと観れてずしっとくる感じが好きです。

とりわけJホラーは予感やニュアンスで怖さを表現しているものが多いと思うんですが、本作はそんな中でも異質な作品だったように思います。

物語は主人公である橋本愛と小説家である竹内結子のやり取りを中心に進んでいくんですが、驚かすような演出や効果がほとんど無い。退屈に感じてしまう人もいるかと思うくらいに何も起きません。

他のJホラー作品は言うても何かしらの恐怖体験や映像といったもので視覚的、聴覚的に驚かすような演出があるかと思うんですが、本作はそこを削ぎ落し、恐怖体験そのものにフォーカスし、その謎を永遠と深堀していくということに執着している気がします。

個人的にはその感じが好きで、深堀最高、謎解き最高といった恐怖の原体験的なものが詰まっている気がしました。

小さい頃に感じていたちょっとした違和感から来る恐怖めいたこと。何が怖いってわけじゃないんだけど予感めいたものがあって、それを想像したり、調べてみたりすることで一層それが増幅され、仮説も膨らんでいく。そんな穿った見方みたいなものがあったなと思わされ、思い出され。

観終わった後に映画内でのそれぞれの微妙に異なる解釈みたいなものを話したくなる、そんな映画だったように思います。

またJホラー、観返していこうかなと思わされるような作品でした。

残穢【ざんえ】―住んではいけない部屋―

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  • 発売日: 2016/06/09
  • メディア: Prime Video
 
残穢(ざんえ) (新潮文庫)

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