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死霊のはらわた(1981)

笑えて怖い。

死霊のはらわた(1981)』

ポスター画像

休暇で森にやってきた5人の男女は廃屋の地下で“死者の書”を発見。やがてテープレコーダーに録音されていた呪文によって、死霊が復活してしまう。

死霊に乗り移られた者は他の者を襲撃。阿鼻叫喚の中、アッシュは必死の抵抗を試みるが……。

ミシガン州立大学時代に撮った映画をリメイクしたサム・ライミの商業映画初監督作。日本でも大ヒットし、スプラッター・ホラー映画ブームの火付け役となった。

やっぱりサムライミ監督のホラーは惹かれるものがあるんだよな。などと思いつつ、いまだにホラーを観よう月間。

アメリカで公開されたのが1981年、日本公開がその数年後だったようですが、今観てもその怖さと強烈さは健在。

当たり前の話ですが、作品自体のチープさは当然あります。まあ作成されたのが80年代ですからね。ただそれ以上に演出上の怖さであったり、チープ故のグロテスクさ、カメラワークによる恐ろしさがあった気がします。

本作の面白い点が、怖さだけに固執しないそのコメディ要素。サムライミ監督自体、コメディ作品を撮りたかったというのもあるらしく、その要素は存分に含まれていると思います。

「えっ、ここでこんな風になっちゃうの」とか「うそでしょ」と思わせるような演出の数々、観ているこっちもどういう展開なのかと思ってしまうほどに非現実的。それなのに引き込まれていく魅力がある作品だと思うし、実際に楽しめてしまうから不思議です。

今でこそ当たり前になった、『若者が軽いノリで山小屋行ったらなにかあるよね』的な先駆けだと思いますし、そのボロさと人里離れた感が不気味さを助長し、怖さに拍車をかけてくる。

色々と突っ込みどころ多過ぎなところもツボで、どうせならみんなで観たいなと思ってしまう作品。

カメラワークによるこだわりや試みが随所に見られるところもあって、個人的には死霊目線での地を這うような映像は恐怖そのものでした。迫ってくるという感じが端的に伝わってきますし、あのアングルが本当に気味悪い。

過剰すぎるほどの人体損壊描写も多々ありますが、あれは途中から一種のギャグとして観られてしまうから不思議なものです。

まあスプラッター系が嫌いに人には確実におススメしない作品だけど、そうでない方は是非観てほしい、絶妙なバランスを取った作品じゃないでしょうか。

2013年にリメイクされている本作ですが、技術的なクオリティは別として、サムライミ作品の方を先に観ることをおススメします。