Blcrackreverse

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久々のZINE作成へ向けての2023年末『始まりと終わり編Ⅰ』

かなり久々にZINEでも作ろうかということになり(実際には3度ほど頓挫している)、自宅周辺でのぶらり写真撮影。

今回、それぞれがテーマを持って写真を撮ったわけですが、私自身が掲げていたテーマが「始まりと終わり」というもの。

世の中にあるモノや風景を見た時、実際にどっちが始まりでどっちが終わりか、わからないようなことってあると思うんですよね。

そりゃ、本当にわからないかと言われるとそれは嘘になりますが、ふと立ち止まって考えた時、どちらとも捉えられるよなという瞬間って間々あるよなと。

不確かさと思い込みによる錯視的な光景。人は捉え方によってどうとでも捉えられる可能性があるし、それはポジティブにもネガティブにも捉えられるという裏返しでもある。

そんな曖昧で不確かな始点と終点を捉えたいなと思いまして。

ということで1枚目として撮ったのがこちら。

かなりトーンを落として撮影し、かつ露出もかなりアンダー目。フォーカスもあえてぼかして。

ここで刻まれるカウント自体、始まりと終わりが不透明であり、これだけ見た時の表示における目的が極めて不明確。結果として始まりと終わりがわからないという。

こんな感じで色々な「始まりと終わり」に纏わる気付きを基に撮っていった写真たち。

これも建物を限りなく少ない面積にし、抜けた空を写すことでその建物の古さを中和し、逆に新しい建物としても見えなくない構図とトーンを意識。

これも建築途中なのか解体途中なのか改修工事中なのか。

つまり始まりと終わりが曖昧。

この畑も作られたばかりにも見え、そうでないようにも見える。

そして何より生チョコっぽくて面白いなと思ったりもする。

ぼかして撮ることで一見、プラモデルの箱に見えたりもするわけで、そうなるとこの中身は作りかけなのか、完成しているのか、未完成なのか。

これも、自分の誕生日が2月2日ということでふと2というパネルが目に入ったんです。

ふと思えば、2という数字もデジタル表記で見ると始点と終点がどうとでも取れる。これをモノクロで捉え、ヴィヴィッドにすることで濃淡を出し、それにより看板自体の使用感を中和。

落ち葉というのも茂るのが先か、落ちるのが先か。散ったからこそ始まりに繋がるという側面があるなと。同時にこれがオブジェとして存在した場合、そこには新しさが生まれるという面白さも。

続く。