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全裸監督

海外ドラマへの日本からの回答

「全裸監督」

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扱っているネタはエロ。

それ自体はコアなものなんだけど、単純な作品としてのオリジナリティが高いが故にエロさを凌駕したコンテンツに。

以前にも今のドラマはキャラが立たず、没個性的ストーリーといったことを書きましたが本作は見事にその辺をクリアしてきた気がします。

冒頭からの破天荒なシーンの連続、出てくるキャラもいちいちエッジの効いた面々、セットへのこだわりもそう。そして何より伝わってくるのが画面越しにも伝わってくる熱量。あの年代がそうさせるのか、世界観なのか、演者なのか、とにかく観た人にしかわからない本作の得体の知れない魅力をタイムリーに体感してほしいと思う。

シーズン2の公開も決まっているようなので、どういった形で展開していくのか楽しみに待ちたいと思います。

www.netflix.com

こちらの対談動画も面白かったです。


『全裸監督』クロストーク #1 feat. 山田孝之 満島真之介 玉山鉄二


『全裸監督』クロストーク #2 feat. 山田孝之 満島真之介 玉山鉄二


『全裸監督』クロストーク #3 feat. 山田孝之 満島真之介 玉山鉄二


『全裸監督』クロストーク #4 feat. 山田孝之 満島真之介 玉山鉄二

ヴァイオレットエヴァーガーデン

言葉の重みと大切さを知った。

ヴァイオレットエヴァーガーデン

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5分で分かるアニメ『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』第1回

大陸を南北に分断した大戦は終結し、世の中は平和へ向かう気運に満ちていた。戦時中、軍人として戦ったヴァイオレット・エヴァーガーデンは、軍を離れ大きな港町へ来ていた。戦場で大切な人から別れ際に告げられた「ある言葉」を胸に抱えたまま―。

ヴァイオレットは、この街で「手紙を代筆する仕事」に出会う。そして、ヴァイオレットは手紙を書くたびに、あの日告げられた言葉の意味に近づいていく…。

まず何と言っても本作で際立つのがが美しさ。

どの場面を切り取っても美しい。特に光と風、フォーカスの使い方が絶妙で、観ているだけで浮遊感があり、心地良い。それだけで満足度は十二分にある作品だと思う。

だが、本作の真骨頂はその骨太な内容。

端的に言うと戦後の時代に兵器として育てられた少女が手紙を書くという行為を通して、「気持ち」を理解していくというストーリになっている。

この「気持ち」というのがポイントで、普段我々が何気なく抱いたり、汲み取ったりするものも作品内で丁寧に描写されていて、それ故に「気持ち」というものについて深く考えさせられる。

合理的な判断やスピードを求められ、様々なことが希薄になっている現代においても、この「気持ち」という概念を考える。

それらを的確に捉えられるかどうかはわからないけど、しっかりと向き合う大切さには気付かせてくれるし、必要だと思う。

それを行うツールとして手紙というものをフォーカスしているところも面白いし、それを行う人の設定が「自動手記人形」というのも面白い。

本当に手紙っていいものだなって思わせてくれます。そういった大切な何かを思い出させてくれる作品でした。

映画も公開されている作品なのでそちらもチェックせねば。

アーセナルvsワトフォード

やはり不安は解消されないのか、それとも。

アーセナルvsワトフォード

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序盤とはいえ、序盤だからこその不安が残る展開になってしまいました。

両SBはある種の付け焼刃。両CBは補完関係という意味で微妙。それ以外にも全体的なバランスが微妙過ぎて、この辺を早目に解決しないと今後の試合に遺恨を残しそうです。

それにしても4-2-3-1と表記されていたんですが、4-2-2-2といってもいいくらい両サイドがスカスカ。後半に至ってはさらに中盤で分断していることが多く、両サイド、中盤が真空地帯に。これで勝てるわけもなく、むしろ同点で終えたことが奇跡的です。

良かった点も無かったわけでは無く、エジルが絡んだ2点目のパスなんかは素晴らしいアシストで、やはりエジルといったプレーでした。オバメヤンも攻守にわたる献身性と鋭い突破がさすがでした。レノに関しては彼のセービング無くして同点は無かったことでしょう。

ただ、課題の方が多かったのも事実でこれがエメリの采配によるものなのか、別の意図があったのか、選手間の問題なのか、詳細は分かりませんが、とにかく修正しなくては今後が恐ろしいところです。

それにしても、ワトフォードのヒューズ側でタメを作って、デウロフェウ側で掻き回す。この辺のやり方は巧かった気がします。やはりプレミアにおいては下位チームでも侮れないという、底力を観た気がします。

ノリッジvsシティでのジャイアントキリングが起きたばかりなのですが、修正力が試されるのはこの後でしょう。

ワンスアポンアタイムインハリウッド

スタイルはカルチャーの積み重ね。

「ワンスアポンアタイムインハリウッド」

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タランティーノ監督最新作「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」海外版予告編

クエンティン・タランティーノの9作目となる長編監督作。

レオナルド・ディカプリオブラッド・ピットという2大スターを初共演させ、落ち目の俳優とそのスタントマンの2人の友情と絆を軸に、1969年ハリウッド黄金時代の光と闇を描いた。

テレビ俳優として人気のピークを過ぎ、映画スターへの転身を目指すリック・ダルトンと、リックを支える付き人でスタントマンのクリス・ブース。目まぐるしく変化するエンタテインメント業界で生き抜くことに神経をすり減らすリックと、いつも自分らしさを失わないクリフは対照的だったが、2人は固い友情で結ばれていた。

最近、リックの暮らす家の隣には、「ローズマリーの赤ちゃん」などを手がけて一躍時代の寵児となった気鋭の映画監督ロマン・ポランスキーと、その妻で新進女優のシャロン・テートが引っ越してきていた。今まさに光り輝いているポランスキー夫妻を目の当たりにしたリックは、自分も俳優として再び輝くため、イタリアでマカロニ・ウエスタン映画に出演することを決意する。

そして1969年8月9日、彼らの人生を巻き込み、ある事件が発生する。

タランティーノ作品はほとんど観てきたけど、ここまでハマった作品は無かった気がします。

公開から既に3回観て、パンフレットを読み漁り、ネット上の情報も拾いまくる。シャロンテート事件について色々と調べ、サントラも聴きまくり、ポッドキャストを聴き、YOUTUBEも見た。そこまでした映画自体が近年では本作くらいと言っていいほどツボにハマりました。

それくらい楽しい映画体験だったし、単純に興奮した。正真正銘、映画好きの為の映画好きによる映画。

タランティーノといえば劇中の無駄話や作品自体の長さで、退屈に観える作品もあって、自分自身もそう感じることもしばしばあった。なのでそこまで好きな監督というわけでも無かった。

好きな作品といえば「パルプフィクション」「レザボアドッグス」くらいなので熱狂的信者目線みたいなもの無く、フラットに良かった作品と言えると思う。

blcrackreverse.hatenablog.com

本作はそれらを上回るくらいの熱量でハマったし、何よりリアルタイムで観れたことも凄く大きかった気がする。

タランティーノ映画に共通する好きな部分に、「ファッション」「音楽」「カルチャー」「サンプリング」があるんだけど、本作はその全てが最高。タランティーノの全部乗せと言っても過言じゃないと思う。

60年代なんて生まれてもいないし、どんな時代かも知らなかった。なのに「60年代最高だよ」と言わせてしまう、というか言わずにはいられない世界観を構築したところがまずもって素晴らしい。

60年代の影の部分や、ラストの展開等、賛否が分かれる部分もあるかと思うけど、それも含めて個人的に最高の作品。

まずファッション。とにかくブラピがカッコ良過ぎ。

今までもカッコ良いとは思っていたけど、心の底からカッコ良いと思ったのは本作が初めてだった気がする。「ファイトクラブ」や「スナッチ」の時も良かったけど、55歳にしてあの感じはヤバ過ぎる。憧れと、尊敬の念も込めてベスト級。

現代のミニマルでシンプルなファッションが流行している中にあって、泥臭くも男らしさ溢れるアメカジスタイルには痺れたし、アメカジブームの再来あるなと思わされる。というか単純に自分はしたいと思った。

アロハシャツ、デニム、ティアドロップのサングラス、Gジャン。

当たり前なものを当たり前に着る。それだけでは当然微妙に映るわけで。それを成り立たせる為に必要なのが、醸し出す個のバックボーンと細部へのこだわり。クリフの筋肉質な身体や気取らない性格、サイジングや絶妙なカラーバランス。衣装、最高です。

音楽も同様で、60年代というカルチャー全般を踏まえた空気感であったり、聴いているシチュエーションだったりということも踏まえてあの音楽が最高のものになる気がする。いわばタイミングが全てということ。逆に言えばその空気感をリアリティに近い形で体感できる映画を観ればその音楽やファッションを最高の形で受け取ることが出来るということ。それが知れたこと、体感できただけでも本作は最高に意味ある作品だったように思う。

他の役者も抜群のキャスティングで、ディカプリオはクソみたいな役者を演じているけど、スイッチ入った後の演技は抜群にカッコ良いし、なによりクソみたいなやつほど最高にカッコ良い。単なる美形の役者だと考えているアイドル指向の人には本気でうんざりする。サッカーでいうところのベッカムに近い気がするけど、ベッカムの本質も美形を凌駕するそのキック精度だとこの場を借りて併せて言いたい。

マーゴットロビーもこれ以上ない程シャロンテート役がハマっていたし、無邪気さや可愛さが異常でした。家でのレコードに針を落とすシーンに始まり、映画館に自分の映画を観に行くシーンまで、可愛さしかありません。今までのちょっとヤンキー気質な役柄が嘘のような適役で、メチャクチャ好きになりました。

それと子役で出てきたジュリアバターズ。この子はタランティーノ直々の指名で選ばれたらしいんですが、演技、存在感含めて、今後に期待しかない女優でした。あえて女優と呼ぶのは映画を観れば一目瞭然。可愛さ含めて本当に良いスパイスでした。

他にも色々とスパイスはあったもののどれもが最高過ぎて語りきれません。

とにかく今のうちに観れるだけ観て、空気感を体感することを強くお勧めします。

そしてサントラとパンフ購入はマストな作品かと思います。パンフに関しては情報量も多く、ソールドも出ているようなので欲しい方はお早めに。

フリーソロ

感動の対価は等価交換

「フリーソロ」

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Free Solo - 予告編 | ナショナル・ジオグラフィック (日本語字幕)

ロープや安全装置を一切使わずに山や絶壁を登る「フリーソロ」と呼ばれるクライミングスタイルで世界的に知られるクライマー、アレックス・オノルドの緊迫感あふれるクライミングに密着したドキュメンタリー。

ナショナル・ジオグラフィック誌の表紙を飾るなど、世界で著名なクライマーの1人として活躍するアレックス・オノルドには、1つの夢があった。それは、世界屈指の危険な断崖絶壁であり、これまで誰もフリーソロで登りきった者はいない、米カリフォルニア州ヨセミテ国立公園にそびえる巨岩エル・キャピタンに挑むこと。

この前人未到のフリーソロのために幾度の失敗と練習を重ねてきたオノルドは、2017年6月3日、ついにエル・キャピタンへの挑戦を開始する。

オノルドが登攀する様子を臨場感あふれるカメラワークで収め、第91回アカデミー賞長編ドキュメンタリー賞を受賞。

監督は、山岳ドキュメンタリー「MERU メルー」も高い評価を得たエリザベス・チャイ・バサルヘリィ&ジミー・チン

ドキュメンタリー作品を映画館で観ることはあまりないんですが、本作で扱う題材はフリークライミング。自分自身もボルダリングを始めて2年ほど経ちますが、それ故に分かる凄味が山盛りでとにかく色々な意味で恐ろしい作品でした。

序盤で炙り出されてくるオノルドの日常生活。何よりもクラミングを第一とし、彼女や家、食事といったものは二の次だと言いきれてしまう潔さと覚悟が際立ち、正直、人としてどうなのかと思うのも序盤までのこと。

そういったことが言えなくなってくるのがクライミングをしているシーンを見たところから。

冒頭のシーンから心底震えるようなクライミングシーンでしたが、そういった緊張感が時間を追うごとにリアリティを伴ってきます。

死と向き合うギリギリの状況だから到達できる「本気」。それ故に周りに気を使うことが出来なかったりするわけだし、フリーソロで登るということを選んでいるということ。

終盤のシーンは特に見もので、人が死と隣り合わせで本気で向かい合うことの凄味を嫌というほど思い知らされます。

自分自身のクライミング経験と照らし合わせても、あの場面であそこを踏めるのか、掴むホールドが崩落しないのか、ルートに間違いはないのか。とにかく極限の状況であれだけのパフォーマンスを正確にやれなければ「死」ということが待っている中、あれだけ平然と成せるのは、今まで培ってきた経験や感覚、習練がものを言う事を肌感覚で感じさせられました。

中盤でオノルドが言っていた「彼女は一般的な幸福を望んでいる、でも幸福(しあわせ)な人生は楽しくないじゃないか」といったようなことを言っていたのが、本当に共感できた。

それぞれの人が考える幸せは異なるだろうけど、個人的に満たされたものはそれと同等の不満が募っていると思っているので、すごく印象的な場面だった。

ただ、それをあそこまでの形で体現しているのが恐ろしいことだし、人の無限の可能性、希望の様なものを見た気がした。

ライミングをしている人もいない人も、終盤のエルキャピタンでのクライミングシーンは度胆を抜くことになると思うので絶対に劇場に足を運ぶべきだと思う。

そして思うことがあるなら即座に行動に移すべきとも思う。

宇宙よりも遠い場所

最高の友情アニメ。

宇宙よりも遠い場所

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オリジナルTVアニメーション『宇宙よりも遠い場所』PV

私の青春が、動き出す……!
何かを始めたいと思いながら、中々一歩を踏み出すことのできないまま高校2年生になってしまった少女・玉木マリ(たまき・まり)ことキマリは、とあることをきっかけに南極を目指す少女・小淵沢報瀬(こぶちざわ・しらせ)と出会う。

高校生が南極になんて行けるわけがないと言われても、絶対にあきらめようとしない報瀬の姿に心を動かされたキマリは、報瀬と共に南極を目指すことを誓うのだが……。

このアニメはとにかくテンポが良い。

最近のアニメは引っ張ったり、話が逸れたりして濃度が薄まっている作品が多い。いいんだけど、ここまでシーズンを重ねると・・・みたいになってしまうのがもったいないし、観る方も中弛みしてしまう。

それに比べて本作は13話完結。

それでいて青春、友情要素がこれでもかってくらい詰まっている。しかもそれがありがちなストーリーでなく、南極を目指すという突拍子もないところからきているのも面白い。

本当の友情とは、仲間とは、目的とは、そういったものを感動で包み込み各々の内面で昇華させてくれる作品。

曲のチョイスも最高で、特にOP曲は楽曲自体の構成、メロディラインにもストーリーの冥利を内包していて、聴くだけでテンションあがります。

「大人には正直でいちゃいけない時もある」

そんな大人になりたいと思う今日この頃でした。

これもプライムで観れるので是非。

Power Push~2019年8月~

心地良きメロディとギターのストリングス。夜に車で流したい曲の数々に、結果として昼間も聴いてしまう楽曲群。キラーチューンは3曲目。

SOY PABLO

SOY PABLO

 
ROY PABLO

ROY PABLO

 

夏の砂浜にぴったりなアルバム。今年の夏といえばこのアルバムというくらい聴いた一枚でした。キラーチューンは1,2曲目。この2曲で始まったら、もうそれは夏の始まり意外あり得ない。

Somersault

Somersault

 

朝に聴きたい一枚としてはこの作品。朝の身支度や家のことをやりながら過ごすのにぴったりだった、ゆるさ際立つ作品。可愛すぎるジャケットと声、癒しを求めて朝から気分を盛り上げてくれました。キラーチューンは1,5曲目

ATLANTA MILLIONAIRES CLUB

ATLANTA MILLIONAIRES CLUB

 

なんだろうこのエモさ。既視感の集合体であって、随所に感じさせる新しい空気感。夏に過ごしたあの日々を思い出さずにいられません。

この曲を聴いた瞬間に別の世界に持って行かれたことは紛れもない事実。そんな無の世界へ誘ってくれたことに感謝します。

 

夏らしさといえば彼ら。サウンドの端々から漂うのは夏の心象風景。心地良いギターのカッティングに酔いしれました。キラーチューンは1曲目。

JET BLUE

JET BLUE

 

このコラボは最高過ぎました。メロディライン、リリック、フロウ、夕暮れに聴きたい一枚。