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ブラックコーデュロイが放つ究極のエレガンスとリッチな質感、フランスの歴史を感じる洗練さ

本日の一品はこちらの”ブラックコーデュロイパンツ”。

コーデュロイと聞くとちょっと野暮ったいというか、カントリー的なイメージが浮かびがちだと思うんですよね。

自分自身もその感じがありつつ、敬遠しがちなアイテムの一つだったんですよ。

なんですが、古着で見るコーデュロイの質感、トロトロさ加減に目を奪われまして、その視点がちょっと変わったんですよね。

年代による質なのか、現行にはあまり見られないような光沢や手触り感。当然今でも高価なものであれば近しい質感のものは見かけると思うんですが、それでもこの当時だから出来たであろうクオリティを再現するのは難しいんじゃないかと思えてしまう。

それだけ物としての存在感があるんですよね。

まずコーデュロイというものですよね。

コーデュロイの歴史は古く、18世紀にフランスで初めて生地として使用されました。その名前はフランス語の「corde du roi(王の綱)」に由来し、王室の好みに応じて発展してきました。

初期のコーデュロイは綱のような縦の模様が特徴で、主に耐久性があり、労働者や農民の作業着として使われました。

フランスというのが意外。でも品の良さは感じますよね。

そして素材の特性として

コーデュロイは通常、綿を主成分とした生地ですが、他の繊維とブレンドされることもあります。

特徴的なリブ模様は、横方向に襞を持つことで生まれます。これにより、コーデュロイは触り心地が柔らかく、肌触りが良い素材として知られています。また、温かさを提供し、寒い季節に適しています。

ということ。

ブレンドとコットンの品質、密度などで見た目や触り心地も変わるんでしょう。

昔のコーデュロイは、伝統的な手工業の技法によって作られており、その過程で高い技術と手間がかかっていたようですね。

手織りや手仕上げの技術を使用することで、生地に織り模様をより均等に配置し、質感を向上させることができていたようです。

やはり時間と密度か。

なんでもそうですけど、現行は天然繊維から合成繊維に代替されることで、物としての艶感が失われているようですね。

太畝の方がより光沢感、質感が良い気がしたのでなぜかと思い調べてみたんですがそれは以下のような理由からのようです。

畝(リブ模様)の幅:

太畝のコーデュロイ: 太い畝(リブ模様)は、縞模様が広く、縞同士の間隔が広い特徴を持っています。この広いリブ模様には、光が当たった際に反射する表面積が大きいため、光沢感が増します。光がリブに当たり、反射することで、コーデュロイの表面がより滑らかで光沢があるように見えます。
繊維の配置:

太畝のコーデュロイ: 太い畝のコーデュロイは、繊維の配置において、畝の間に余裕があることがあります。この余裕は、繊維同士の間に空気を含む余地を提供し、柔らかさやふんわりとした感触を生み出す要因となります。この柔らかさにより、質感がとろっとした印象を与えます。
光の反射:

太畝のコーデュロイ: 光はコーデュロイの広い畝模様に当たり、多くの表面に反射されます。この多重の反射により、光沢感が増し、コーデュロイは滑らかで艶やかに見えます。

これは納得。

中でも個人的にブラックというのが気になり、よりドレッシーな印象と合わせやすさを感じるといいますか。

ボトム自体に質感があるからこそシンプルなコーディネートにも生きてくるように感じますし、実際にシンプルな合わせでも上品に映る。

シルエットも重要で、細過ぎるとこれも微妙なんですよね。

店員さんとも話していたんですが、ラルフローレン等の一般的なものはテーパードが少しきつく、わたりももう少し狭いとのこと。

対してこのパンツだと、わたりが太く取られ、ゆとりと落ち感も出ることで、よりシルエットが綺麗になるなと。

最近は何となくカラー物よりもモノトーンに惹かれる気分もあるので、質感で合わせるコーディネートに役立ちそうです。

では。