淡々と始まった試合でしたが、デンマークのあの感じは何だったんでしょうか。
そこまでプレスをかけてくるわけでも無く、かといってカウンターを仕掛けるでもなく。
フランス自体もそこまで攻撃的な感じは無かったんで、それこそ前半は無風状態。
後半もデンマークはそこまで変わらずに、期待していたエリクセンのプレーも鳴りを潜めていた印象でした。
対してフランスの印象はというとこちらもそこまで。
ただ、意外だったのがグリーズマンの変わりようで、ストライカーとしてのイメージだった彼が完全にチャンスメイカーとしての存在に変わっていたこと。
ネイマールもその感はありましたし、年齢的なこともあるんでしょうが、良い感じに成長しているなと。
リーグ戦なんかでは観ることが無いので(プレミアしか観ていない)こういう変化に気付けるのもW杯の面白いところかなと。
ヒートマップを見てもFWとはいえない感じになっていて、行動範囲が広すぎる。
守備時もかなり献身的かつ気の利いたカバーが出来ていましたし、プレスバックもかなり熱心な様子。
アシスト1と得点に絡むシーンもあったことを考えるとマルチFWに成長した気がします。
そして何といってもムバッペ。
初戦でのぶっちぎりシーンもハイライトなどでは観ていたんですが、改めてフルマッチで見ると驚異のスピード力。
常人なら間に合わないところでも余裕で間に合いますし、切り返しなどの緩急を考えるとより速さが際立つ気がします。
ゴール期待値も1.04とさすがのスタッツですし、あのスピード感であれだけの技術力があったらそりゃそうなりますよ。
ただそれでも圧倒できないのがW杯というもの。
それ含めて良き試合でした。
では。