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Diggin LIFE 掘って掘って掘りまくれ!

ユナイテッド93

以前からジャケットは非常に気になっていた作品。

ユナイテッド93」  

 

内容が内容なだけに観る時を選んでおりました。

そして年末、このタイミングだと言わんばかりに非常に観たくなり、鑑賞しました。

ストーリーは

9.11アメリカ同時多発テロ事件において、唯一目標に到達せずに墜落したユナイテッド93便に焦点を当てたノンフィクション・サスペンス。

ポール・グリーングラス監督が、綿密な取材で機内の様子を再現。

飛行時間と対になっている上映時間。何てことない風景から訪れる緊急事態。

普段何気なく過ごしていることが当たり前に感じているからこそ感じる恐怖。

誰しもそうだと思いますが、当たり前に過ごしていることが当たり前に感じる日常。それって実は非常に貴重なことで、何をして過ごすかを真剣に考えることって、本当に必要だと思う。

起きると思っていないハイジャック。ましてや国家を揺るがすほどの規模のテロが眼前でリアルタイムに起きる。

本作ではその様子がリアルに描かれていて、本当にフラットな視点で全てを俯瞰できる作りになっている。テロリスト側、乗客、地上のスタッフ、そういった偏りが一切省かれているように感じた。

手持ちカメラで撮影されたようなドキュメンタリータッチの撮影も、無駄な音を配した画作りも、とにかくリアル。何よりも全ての演者の様子が実に自然体。これこそが真に起きうる恐怖なんだと感じずにはいられなかった。

ただ、問われていることは一つに感じた。

「自分がその場にいたら何ができるのか」

具体的にテロリストと戦うだとか、周りの人の安否を気遣うとか、そういったことではなく、何を思い、限られた時間の中で本当の意味で何をしたいのか。何のために今まで生きてきたのか、そんなことを考えていたらひどく胸が苦しくなった。

その答えは常に自問自答し、生活していく中で自然と生まれてくるように思った。当然だけど急に出てくるようなものでもないわけで。

ラストシーンも通常の映画にあるようなエンディングは待っていない。それもまた良かったのかもしれない。

そして観終わった後、無性に「Life on Mars」が聴きたくなった。


David Bowie – Life On Mars? [OFFICIAL VIDEO]

この曲を聴きながら映画を回想していると何故だか泣けてくる。

考える重要性に改めて気づいた気がした。