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ブロークバック・マウンテン

幸せの尺度とは

ブロークバック・マウンテン

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映画「ブロークバック・マウンテン」日本版劇場予告

楽園をください」「グリーン・デスティニー」のアン・リー監督が描く愛の物語。1960年代初頭のアメリカ・ワイオミング。

カウボーイのイニスとジャックは2人だけの厳しいキャンプ生活の中で愛し合うようになり、結婚後も密かに愛を貫いていく。

ブラザーズ・グリム」のヒース・レジャー、「デイ・アフター・トゥモロー」のジェイク・ギレンホールが共演。第78回アカデミー賞の監督賞、脚色賞、音楽賞の3部門を受賞

結婚とは、人生とは、幸せとは、普通とは、そういった生きる上での数々の疑問を示してくれている気がした。

舞台となる1960年代ともなればまだまだ多様性などといったことからは程遠く、生きる為に生きていたような時代。

そういった中でゲイ、ひいては愛というものについて、真に葛藤していく姿はとても真摯に何かを訴えかけてくる。

正直序盤の性的シーンに関しては生理的に受け付けない感もありつつ、それでも何か引っかかるものがある程度に観ていた。

それが観ていくうちにどんどん引き込まれ、自分の人生での色々な疑問を抱いていく。そこから終盤の衝撃の展開へと繋がり、只々唖然とする。

それでも希望の様なものも見えたし、生きる上での指針の様なものも所々に感じられた。

この映画の魅力として風景の映像美と音楽、それからバックボーンがあるからこそのファッション性といったものがスパイス的に良く作用している気がする。

雄大な自然、そこでただ語り合い、日常の喧騒とは異なる時間を過ごす。そこで過ごす人とのかけがえのない会話や行動はいつまでたっても風化することなく刻まれる。

何度立ち止まり、道を誤ってもそこにあった事実が時に辛く、時にやさしく包み込む感じは何物にも代えがたいモノになるんだと思う。

そんな時間を出来るだけ多く持ちたいと思いつつ、自然と一体になる旅に出てみようかと思う。

オリジナル・サウンドトラック~ブロークバック・マウンテン

オリジナル・サウンドトラック~ブロークバック・マウンテン