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人生は将棋に近い!羽生善治の考える決断する力を感じる一冊『決断力』

最近はなんとなく将棋がアツい。

小学生~中学生くらいだったですかね。当時、なぜか将棋に興味があって、将棋教室なんかにも通っていたんですよ。

でもそこからはめっきりやっておらず。でも、漫画などはちょいちょい見ていて、その流れからまた興味が出てきたっていう感じですか。

当時の記憶だとまず頭に浮かぶのが羽生さんの衝撃っていうのはあって、いまだにその凄さみたいな部分は強く印象に残っているんですよ。

そんな中、定例のディグをしていた時に購入し、読んでみた1冊。思いのほか色々と気付きがあり、納得というか、なるほどな部分も多かったんですよね。

そもそも決断する力って何なんですかね。

将棋だと特にその”決断力”っていうのは謎で、目先の手だけでなく、はるか先を見て決断しなければならないわけじゃないですか。

その決断は一手ごとに変化していくものだし、相手があるからこその想定外が絶対に存在している。そう考えると決断の連続が永遠に続くって、凄いエネルギーを消費しそうですよね。

展開されているお話としても、人工知能との対局がどうなるのかといった現代に通じるところにまで及んでおり、今見ても興味深い視点があり、羽生さんが将棋や人生に対峙する際の決断に纏わる諸々も面白く、興味深かったですね。

結局のところ決断っていうのは一瞬のことなんですが、実は色々なことの積み上げの結果なんですよね。

当たり前と言ったらそれまでかもしれませんが、人生全てからアンサーを出していくようなところだと思うと考えさせられる部分がありますよね。

先に書いたAiの決断と人間の決断の異なる部分もそうで、当然、Aiに軍配があがる局面もあるのは確かですが、一方で人間にしか下せない決断もあるわけですよ。

いずれにせよ一朝一夕で身に付くわけもなく、人間としての経験、成長、それらをひっくるめて色々な局面に立たされてこそ身に付くものなんだなと。

この”局面”ということと将棋での”対局”っていうのが字を同じくしているというのもなんだか興味深いところではありますよね。まあこれは完全な私的な思いですが。

終盤で書かれていたことがとりわけ印象的で、日本と海外の違いみたいなものを書かれているんですよ。

そこでの「将棋にも省略の文化がある。日本人は、物事を省略し、新しく創造し直す才能に恵まれているのではないだろうか」という箇所はなるほどなと思わされました。

土地の風土や慣習なんかから人の感性が形成されるっていう、切っても切り離せない何かがそこにはあるのかと思うと、それは生かしていかないといけないなと思ったりもするわけです。

では。

9人間は本当に追い詰められた

17論理的な思考ばかり

24物事を簡単に、単純に考える

27知識は単に得れば

62ぎりぎりの勝負で力を

65趣向には思想がなければ

71決断とリスクはワンセット

91深い集中力を得られるか

94集中力は、人に教えてもらったり

102プレッシャーはその人の持っている

118その欲が考えを鈍く

122将棋を指す楽しみの一つ

129山ほどある情報から

137自分の得意な形に持っていくと

156自ら努力せずに効率よく

165たとえコンピュータが

171報われないかもしれないところで

184個人のアイデアは限られて

195どの世界においても

200日本人は、物事を省略し