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適正と戦術の狭間で~アーセナルvsウエストハム~

『適正と戦術の狭間で~アーセナルvsウエストハム~』

ここ最近、好不調でいうと若干怪しさが出てきているんですが、2位シティが猛追してきている中で、負けるわけにはいかない戦いが続きます。

なんですが、なんとなく尻つぼみで下っているような試合展開が続いており、この試合もその中弛みを払しょくできませんでした。

その要因として考えられるのはが2点、サリバの不在と左SBのタスク、その辺がかなりキーな気がしてるんですよね。
まずサリバの不在に関して。ホールディングもよく頑張っているし、良くやっているとは思う。それを前提としですが、対人面での弱さが出ちゃいましたね。アントニオのようなパワー、スピード系と当たった時、どうしてもその弱い部分が出てきてしまうと言いますか。当然フィジカル的に相手が化け物というのもあるんですが、サリバだったらと思ってしまう。他の局面においてはかなりスキルを上げてきていますし、正直ここまでやれるようになっているとは思っていなかった。だからこその惜しい部分。まあこれに関してはサリバの帰還を待つしかないでしょう。

そして左SBのタスク。

完全にジンチェンコとティアニーにおけるキャラクターの違いから来ているんですが、この試合を見ていてティアニーの良さがあまり発揮できていない気がするんですよね。局面においては良さが抜群に発揮されていますし、何回かエゲつない切り返し、クロスを上げていたことから悪いわけでもない。

ですが、ベースの考え方(戦術)として相性が悪い気がして、そこが勿体ないなと思ってしまう。

ティアニーってどうしても内外の使い分けが苦手な気がしますし、外で張っていたり、前に推進したりの方が明らかに怖い。

上下動を繰り返すスタミナ、対人的な強さを考えても、ティアニーを入れる時はジンチェンコの時と違った戦術もありなのかなと思ってしまうんですが、アルテタに何かしらの意図があるのか。その辺は追々わかってくるのかもしれませんが。

守備面もですが、攻撃面に関してもその辺のズレなどからくる影響が大きいのかなと思いつつ、とはいえ、この試合ではライスを中心とした中盤に苦しめられた気もしています。

アンカーとしての立ち位置が的確なんですよね。そこからの判断や指示出しなども的確な気がしますし、視野が広い。あとは陣形における中盤の固めが効いてましたね。
そんな中でも内側からこじ開けようとしていたわけですが、後半はそれが厳しくなっていた。

前半こそ圧倒的押し込みと技術、トランジションの速さ、狭いスペースでのテンポあるボール回しからの確実に決めれる感じ。これにより圧倒していた気がするんですが、それも前半まで。

個人的にはボーウェンのキック精度に苦しんだなという印象もありましたね。あらゆる局面においてキック精度が高く、それによるピンチを何度も招いた気がします。

当然良かった点もあって、この試合ではマガリャンの成長を感じましたね。

対人もそうですが、体の使い方なんかも含めた部分が日に日によくなっている印象。サリバがいないから余計にそう思うのか、ただそういったことを考慮しても確実に以前より良い守備が出来ている気がします。

あとジェズスが戻ってきたのはやはり大きいですね。

ヒートマップを見てもホント広いフィールドでの顔出しが目立ち、そこから攻撃時には最前線へ上がってフィニッシュまで決めきれる。おりてきてボールを受けてからのキープ力が凄いのも魅力ですよね。あれだけ狭いスペースで受けて失わないというのはフットサルあがりのジェズスだからこそ。これは非常に大きいなと。

それにしても早々に2得点からの同点に追いつかれる展開は残念過ぎた。サカのPKが決まっていればというのはありますが、それは正直仕方が無いこと。CLに出るにしろ、リーグで優勝するにしろ、そういったチームになるためには、自力で確実に勝ち切ることが必要になるわけで、この試合をドローで終えたというのはまだまだ修正が必要なのかもしれません。

では。