やっぱり何かが足りていない。
『アーセナルvsウルブス』
ここ数試合は攻撃のスイッチが入らず、得点力も寂しすぎる状況。
流れからの得点は皆無だし、これといった攻撃の形が掴めていない感も漂います。
今回は4-2-3-1という形でのスタートでしたが、とにかくSBが上がったスペースを使われる。
戻りが遅くなるのは承知の上でしょうし、ボランチがカバーに回っているのもわかる。ただCBがあまりにつり出され過ぎるし、そうなるとマークが緩くなりがち。
そこでのマッチアップ相手がネトとトラオレという、個の能力が高いプレーヤーだったこともあるとは思いますが、とにかくそこを突かれ過ぎた。
あれではやはり時間の問題。
セバージョスは攻守にわたって良く動いていたし、何本か惜しいパスも出せていたけど、肝心の決定力がチームとして不足しすぎている。
オーバメヤンが絶不調、前線のウイング含めたトップ下3枚も外にひらいてしまう場面がほとんどで、中で待つ選手が不足しすぎており、ブロックを形成されてしまうと本当に崩せない。
ラカゼットが途中交代で入ってからは攻撃に厚みが出たものの、時間が足りませんでした。
後方からのフィードやクロスに合わせる形だけでは今後の攻撃も苦労しそうな気がします。
とりあえず中盤から崩すオプションを持ち、両サイドに振りながらこじ開けるような攻めのサッカーが観たいものです。
それにしてもルイスと交錯したヒメネスが心配です。無観客ということもあって、衝突時の音が生々しく聞こえたほどに結構な衝突だったと思うので、心配なかぎりです。