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Diggin LIFE 掘って掘って掘りまくれ!

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ブレードランナー~爆音映画祭~

世界観に飲み込まれる感覚の心地良さ。

ブレードランナー


ブレードランナー ファイナル・カット(字幕版) (プレビュー)

SF映画の金字塔「ブレードランナー」を、初公開から25年を迎えた2007年にリドリー・スコット監督自らが再編集とデジタル修正を施してよみがえらせたファイナルカット版。

酸性雨で荒廃した2019年のロサンゼルス。人間にそっくりな外見を持つ人造人間「レプリカント」たちが植民地惑星から逃亡してきた。レプリカント専門の捜査官「ブレードランナー」のデッカードが追跡を開始するが……。

日本でも07年11月に劇場公開され、17年10月にも続編「ブレードランナー 2049」公開を記念して、10年ぶりに劇場公開される。

冒頭から世界観への没入度合いが最高でした。

音響効果、映像、小物使い、登場するすべてが圧倒的でとにかく映画館で観れて良かったと思いました。

今の時代DVDや動画配信など、どこでも観れる環境になっているが、やはり映画館で観ると格段に変わる作品は存在する。そんなことを改めて思わせてくれた作品でした。

ストーリーや存在自体は知っていたんですが、実際に観たのは初めてで、どうしても映画館で観たい作品だったので最高のタイミングでした。

さらに行ってみたかった爆音上映で行っているということだったので行かない理由がありません。

www.marupicca-bakuon.com

まず爆音上映ですが、とにかく最高でした。音の細部まで調整されていて、とにかく最高の映画体験を提供してくれます。音楽好きな方は絶対に体験するべきですね。

これは別の作品でも是非観たいところです。

ようやく本作についてですが、これは今更といったところなので、単純な感想だけでも。

80年代の映画ってこういった世界観が圧倒的で憧れや興奮を喚起するものが多いなと思います。本作にしても1982年の作品とは思えないほど、今観ても近未来感がありますし、テーマ性にしても考えさせられます。なにより出てくるものや街の雰囲気がカッコ良過ぎます。

上辺だけの映画体験じゃなくて、本当に体感するべき映画体験、一人で物思いにふけり、憧れから生活の一部になっていく、そんな作品こそ自分なりの名作になっていくんだろうなと思います。

ここ最近降り続いている雨も相まって、上映後は友人と雨の銀座、新宿といったブレードランナー感に浸りながら歩いたことも相乗効果で胸に刻まれております。

新作も賛否両論ありそうですが、自分自身で確認したいと思います。

珍しく早々にブルーレイも購入したので細部にわたって観直してみたいと思います。まだ雨も続きそうですが、その映画とシンクロする雰囲気の中、一人で観るのも良いかもしれません。 

アーセナルvsワトフォード

正直いいとこ無しでした。
アーセナルvsワトフォード

web.gekisaka.jp前半立ち上がりこそ悪くなかったですが、徐々に良さが無くなり、面白みに欠ける展開に。

ワトフォードのハイプレスに苦しめられ、アーセナルの中盤は機能しなくなり、途中交代のエジル、ジルーはほとんど姿を消している状態に陥ってました。

とにかく選手全員での守備、攻撃をしてくるワトフォードに対して、特に守備面でスリーバックが孤立していたアーセナルは勢いからして完敗でした。

未だにやりたいことが見えてこないので、その辺の改善を早めにお願いしたいところです。頼みます、ヴェンゲル監督。

 

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サバービア〜日本未公開作品〜

重要なのは過程ではなくて結果なのかもしれない。

「サバービア」


リチャード・リンクレイターの長編デビュー作など日本未公開映画を無料上映

コンビニとだだっ広い駐車場完備のモールがあるだけで他に何も無いテキサス州オースティン郊外。

大学を中退し実家(の車庫)で暮らす自称“作家志望”のニート、いつも悪ノリしてバカっぽく振舞うフリーター、脱地元・都会デビューを漠然と夢見る女子ら5人組。

遊ぶ所も無いこの街ではコンビニ前にたむろしダベるしかない。だが今夜はそこに、地元を出てミュージシャンとして成功した昔の仲間がツアーついでに帰ってきて加わり…。

日本では未公開、DVD化もしていない作品だったので諦めていたんですが、東京藝大で無料上映されると知り、行ってきました。

前評判では最低評価だったのですが、自分の眼で確認したくて気になっておりました。

リンクレイターといえば、時間軸のコントロールであるとか、映画自体を展開する物語のフォーカシング、サントラのチョイスなどが素晴らしい監督ですが、本作でもその辺は相変わらず良かったです。

映画自体は一夜を描いたもので、音楽もソニックユースが手掛けており、その感じはかなり良いです。

ストーリーは正直何も起きない(最後にちょっとしたどんでん返しはあるけど)し、単調な演出ばかり。それでもこれくらいの年齢の時を切り取るとリアルはこんな感じなんだろうなといったところは感じるし、時折ハッとさせられるセリフも垣間見えた。

あの当時思っていた世界に対する感覚なんて想像と幻想だったことに気付かされるし、それが必要だったこともわかる。

同時にあの時思い、考えていたことよりも、実際に動き、行動し起きた結果が最も重要だったことにも気づかされる。

結局何かを思う事よりも、どう行動し、どうなったかが重要なんだなと改めて思わされた。

ただ忘れちゃいけないこともあって、当時の無駄かもしれないあの時間は必要だったということ。

青春の何もない、そういうありふれた日常を描いた作品があってもいいように思う。そんな作品でした。

とにかく観れて良かった。 たまたまツイッターでチェックしてなかったら気付かなかったですし。

最近は未公開映画や爆音上映も気になるところです。次は爆音上映か?

とりあえずリンクレイター作品のサントラは良いですね。

サバービア(サントラ)

サバービア(サントラ)

 

しゃべりってこんなに凄いのか~神田松之丞~

正直落語だとか、伝統芸能だとか、そういう類のものは今の時代に必要なものなのか。そういう穿った視点で見ておりました。

その概念が一発で吹き飛びました。すいませんでした。

何でそんなことになったのか。

先日放送されていた

「SWITCHインタビュー 達人達(たち)神田松之丞×いとうせいこう


神田松之丞×いとうせいこう、言葉の表現語る

これを観たのがきっかけです。

いとうせいこうは小説やラップなど、カルチャー的にも通ってきた人なので、とりあえず録画していたのですが、意外にもそのお相手の神田松之丞に強く惹かれてしまいました。

すぐに調べるとTBSラジオで番組を持っているということで聴いてみるとこれまた面白い。

www.tbsradio.jp

言葉という唯一の武器を使ってこうまで表現出来るのかと驚かされます。

ラジオでは砕けた表現や聴きやすい言い回しで話されているところなんかも逆に好感が持てますし、とにかく最高に笑えます。といっても講談はいたって真面目ですよ。笑えるのはラジオです。

普段は講談師ということで是非観に行ってみたいところです。ソールドも多いらしいですが。

 講談(こうだん)とは、日本の伝統芸能のひとつ。 演者は高座におかれた釈台(しゃくだい)と呼ばれる小さな机の前に座り、張り扇(はりおうぎ)でそれを叩いて調子を取りつつ、軍記物や政談など主に歴史にちなんだ読み物を、観衆に対して読み上げる。

 ちなみに本も出されるそうなのでそちらも気になります。 

松之丞ひとり~名演集~

松之丞ひとり~名演集~

 
新世紀講談大全 神田松之丞 [DVD]

新世紀講談大全 神田松之丞 [DVD]

 
松之丞 講談 -シブラク名演集-

松之丞 講談 -シブラク名演集-

 
絶滅危惧職、講談師を生きる

絶滅危惧職、講談師を生きる

 

Digginer's luck road~埼玉編Ⅳ~

遅くなりましたが最終章です。

話を戻しまして、前日に先客がいた為撤収した「矢納水力発電所跡」を目指します。

前日に付近をかなり移動していたので、地元民かよ、と突っ込みたくなるくらい周辺の道に詳しくなっていた次第です。到着時刻は13時。今回は誰もいませんでした。

ということで下に降りていきます。普通に駐車スペースも階段もあり、あっさりと降りられました。

中を見た印象は思ったより狭いなといったところ。散策というより全てが一瞬で目に入ってしまう感じ。とりあえず緑は映えます。

昨日の先客はここで何時間も何をしていたんでしょうか。気になるところです。

こういうところより散策要素がある場所の方が燃えますね。

ということで出発します。次はどこに行くかって、当然ディグります。「グラフィックパーク」に予想以上に時間を取られてしまった為、本来行くはずだった古着屋を飛ばして「セカンドストリート」の高崎下之城店と高崎問屋町店を目指します。この2店舗は群馬になってしまったんですが、「矢納水力発電所跡」からだとこちらの方が近かったのでこちらに向かいました。ここも掘り出し物に出会えました。地方ディグ、ハマりそうです。

パターソン

幸せの基準は自分で決めるもの
「パターソン」

ポスター画像


『パターソン』本予告 8/26(土)公開

ジム・ジャームッシュが「オンリー・ラヴァーズ・レフト・アライヴ」以来4年ぶりに手がけた長編劇映画で、「スター・ウォーズ」シリーズのアダム・ドライバー扮するバス運転手パターソンの何気ない日常を切り取った人間ドラマ。

ニュージャージー州パターソン市で暮らすバス運転手のパターソン。朝起きると妻ローラにキスをしてからバスを走らせ、帰宅後には愛犬マービンと散歩へ行ってバーで1杯だけビールを飲む。単調な毎日に見えるが、詩人でもある彼の目にはありふれた日常のすべてが美しく見え、周囲の人々との交流はかけがえのない時間だ。そんな彼が過ごす7日間を、ジャームッシュ監督ならではの絶妙な間と飄々とした語り口で描く。「ミステリー・トレイン」でもジャームッシュ監督と組んだ永瀬正敏が、作品のラストでパターソンと出会う日本人詩人役を演じた。

いい映画でした。ホントいい気分にさせてくれる映画でしたよ。

何かが起こるわけでもないし、ありふれた日常を切り取った単調なストーリーでしたけど、それがいいんです。ジムジャームッシュの作品って一貫して日常を切り取っている監督だなぁと改めて思わされたり。

本作はそうした感覚がとりわけ強い映画なのかもしれませんが。

退屈に感じる日常も受け取り方で感じ方でここまで幸せに見える。忘れかけている何かを刺激されている感じがして非常に心地良かったです。

忙しなく生きる現代人にとって忘れかけている余白のような余裕。何のために生き、何に心の充足を感じるのか。そういった当たり前なんだけど、忘れがちな感覚に改めて向き合わせてくれました。その提示の仕方もさり気ないし、実に自然で、非常に良かったです。

キャストも最高で、主演のアダムドライバーは見事な演技でしたし、妻のゴルシフテファラハニも美人で御茶目な感じが非常に良い夫婦像のように思えました。

どのシーンのカットも美しいし、シーンの切り替えの暗転フェードアウトも余韻があって良かったですし、セリフや仕草、行動なんかも機微に富んでいてハッとさせられました。とにかく抜かりないなぁといったところ。

音楽も非常に心地良く、刺激的な日常と対極的な、ゆっくりとした時間の流れを感じられる選曲でこれまた見事。

とにかく「日常に余白」を持ちたい。そう思わせてくれる作品でした。

演出、演者、音楽、カット、構成、全てが心地よく過ぎてゆき映画館を出た後は少しだけ解放され、いつもの日常が違って見えてくる映画でした。

久々DVDで欲しい作品かもしれません。とりあえずもう一回観ようかな。

余談ですが先着で配布していた劇中で出てくるマッチ箱と同デザインのノートも良かったです。なぜだか詩を書いてみようかなと思わされたり。

アーセナルvsブライトン

調子上げてきましたね。

アーセナルvsブライトン」

スリーバックは若干の不安が残るものの、モンレアルカバーリングが冴えてました。

開始数分でラカゼットが力強いシュートを放った時は、勝負ありって感じでしたね。まあ結果的にはポストに嫌われたわけですが、悪くない始まりでした。

最初は引いていたブライトンもラカゼットのシュート後は動きも良くなりマーチとプロッパーは良かったですね。怖いシーンが何度かありました。

それでもアーセナルも調子を上げてきていて、細かいパスワークであるとか飛び出し等が自然になってきていました。

途中カウンターでアーセナル選手5、6人が自陣から攻めていくところなんかの迫力は痺れましたし、サンチェスの必要性も強く感じました。

新加入のラカゼットとコラシナツもかなりフィットしてきているのでエジルも加えて、一層の攻撃陣の厚みに期待したいところです。

個人的には好調なウィルシャーを是非プレミアで観たいところなんですが。

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