Blcrackreverse

Diggin LIFE 掘って掘って掘りまくれ!

Blcrackreverse

Digginer's luck road~埼玉編Ⅲ~

明けて二日目、朝風呂を楽しみ、朝食をたらふく食べ、さあ出発です。

時刻は8時45分。意気込んだものの天気もいまいちで、渋滞に巻き込まれました。前日が一か所しか行けなかった為、道中に何か無いか調べます。

面白そうな物件が道中にあるようなので寄ってみることに。

ゴルフ場の建設途中で放棄された物件のようです。

難なく発見し歩いて入口に向かいます。到着しました。

時刻は11時。恐らくこの先でしょう。ジュラシックパークよろしくなゲートを潜り、藪の中を突き進みます。

本当にあるのかと話ながらとにかく先へ進みます。

出てきました。

正直藪は深くなるばかりだし、先は見えないしであるのかと思っていた矢先に突然視界が開け、出てくるとは。こういう感覚は廃墟以外では無いかもしれないですね。

とりあえず覗いてみると、早くも良さげな感じがぷんぷんします。

中はダンジョン風になっており、グラフィックがそれを助長します。

前日の雨もあってか、この景色は今回のような条件下でしか見れないでしょう。

ゴルフ場の受付ラウンジか何かを作ろうとしていた建物なんでしょうね。無機質(コンクリート)meets有機質(グラフィティ)=最高かよ!そんな場所でした。

以前「actrashly」で行ったブロックアートの廃墟より陽が入り、大草原に佇んでいたので良かったかもしれません。是非再訪したい物件でした。

私はこの物件をジュラシックパークにインスピレーションし、「グラフィックパーク」と懐けようと思います。勝手に一人で呼ぶだけですが。

 

なんちゃって家族

たまには気楽に観たい。そんな軽いノリで借りると意外にハマったりする。

所詮この世は人との関わり、そんな単純なことに気付かされる作品

「なんちゃって家族」


なんちゃって家族(字幕版) (予告編)

マリファナの売人をやっているデヴィッド(ジェイソン・サダキス)は、近所でパンク野郎3人組に襲われ、マリファナと金を奪われてしまう。

麻薬の元締め(エド・ヘルムズ)にそのことがバレると、代償として、次のブツをメキシコから運ぶという仕事を引き受けざるを得なくなる。メキシコから捕まらずに麻薬を運ぶためには?! と思いついた計画は、家族旅行を装ってキャンピング・カーで密輸することだった!

独身のデヴィッドは、クビになったストリッパーのローズ(ジェニファー・アニストン)、SEXのことで頭モンモンの童貞ボーイ、ケニー(ウィル・ポーター)、万引き常習犯のホームレス少女ケイシー(エマ・ロバーツ)の4人で家族を装って、一路、メキシコを目指す。
彼らは、キャンピング・カーいっぱいに麻薬を積んで、無事、国境を超えることができるのか??

家族って何なんだろうと考えさせられることもあって、手に取った本作。

密輸の為に疑似家族を装うという時点で最高。道中で起きること、出会う人々も最高だし、何より人との関わりというものの本質に気付かされる。

コメディなので笑えるシーンもかなり多いし、そのジョークも秀逸です。

家族、恋人、友達、同僚、隣人といった人との枠組みに支配され、人間関係が定義付けられていく社会。

でも本来はそういった「かたち」に固執するんじゃなくて「関わり方」に重きを置くべきだと感じた。

まぁこの映画を観ると、「一人では生きていけないよね」と思わされます。

徐々に家族に似た人間関係が構築されていく過程、別の目的を持った疑似家族だからこそはっきりといえる関係性、とにかく人との関わりを考えさせられます。最後には家族以上に家族らしくなる点も最高でした。

個人的には終盤で疑似家族崩壊か?と思われキャンピングカーでのシーン。ケイシー(娘役)がキャンピングカーに戻ってきてクスッと微笑むシーンがあるんですが、カタルシスが半端なかったです。なんか全てが理解できたような感覚になりました。

そのシーンも含めてさらっと観れるのでおススメです。 

アーセナルvsWBA

WBA意外にやりますね。

アーセナルvsWBA」

正直ヒヤッとする場面が何度もありましたよ。

選手も昨年のイメージとうって変わってJロドリゲスやギブス、バリーなんかもいてかなり機能してました。

アーセナルも悪くなかったんですがとにかく細かいミスやポジショニングのずれが多すぎでした。

要所要所でアーセナルらしさを感じることはできる試合だったので、今後への修正への期待も込めて良しとします。

選手個人に関しても、改めてコラシナツは適応しているなぁと思ったり、モンレアルはどこにでも登場するなぁと思ったり、サンチェスの運動量は相変わらず凄まじいなぁ等と思っておりました。

個人的にはウィルシャーをぜひ見たかったところなんですが、次節に期待しましょう。

まぁ完全に各上相手の対戦だったら厳しい試合だったんじゃないでしょうか。

f:id:Blck:20170828220453p:plain

 

エブリバディ・ウォンツ・サム!!世界はボクらの手の中に

やった後悔より、やらなかった後悔の方が大きい。

「エブリバディ・ウォンツ・サム!!世界はボクらの手の中に」


11月5日公開 『エブリバディ・ウォンツ・サム‼ 世界はボクらの手の中に』予告編

野球推薦で入学することになった新入生のジェイク(ブレイク・ジェナー)は期待と不安を抱き、大人への一歩を不器用に踏み出そうとしていた。
そう、今日は野球部の入寮の日だ。
お気に入りのレコードを抱え、ジェイクが野球部の寮に着くと、4年生のマクレイノルズ(タイラー・ホークリン)とルームメイトのローパー(ライアン・グスマン)から、好意的とはいえない歓迎を受ける。
高校時代、イケイケのスター選手だったジェイクに対する先輩方の洗礼だった。しかも寮生活をしている先輩方は野球エリートとは思えない風変わりな奴ばかり。
マリファナ愛好者で謎めいていて、「コスモス」の熱狂的ファンのウィロビー(ワイアット・ラッセル)、
ノーラン・ライアンの再来を自認する妄想癖の塊、ナイルズ(ジャストン・ストリート)、どうしようもないギャンブル狂のネズビット(オースティン・アメリオ)、
噛みタバコ好きで気さくな男だが、寮生から嫌みの“ビューター・パーキンス"という田舎者っぽいあだ名を付けられたビリー(ウィル・ブリテン)、
カリスマ性はあるがどこか陰りのある早口のフィネガン(グレン・パウエル)など一筋縄ではいかない兵揃いだ…。
誰しも感じる新生活が始まる直前のワクワク感、何にも縛られない大人の自由を満喫しつつも、大人としての責任を同時に気付き始める微妙な心情を眩しいくらいに清々しく描いた青春グラフィティー・ムービーの傑作。

ダサいんだけどどこか惹かれて、カッコ悪いんだけどどこかカッコいい。現代よりもカルチャーだとかスタイルといった、本質の色濃さを感じ取れます。やっぱ海外の青春ものは面白い、そう思わずにいられない作品でした。

それにしてもリチャードリンクレイター監督は時間のコントロールと選曲が素晴らしいですね。

本作も相変わらずの切り口で、新学期が始まる前の三日間に絞って映画化された本作。どうしようもなく馬鹿で、無鉄砲なんだけど、忘れかけていた感覚を刺激されているようで、とにかく楽しいの一言。

大人になると忘れがちな無鉄砲感、今の時代だと効率化だとか情報だとか健康だとか色々と型にはまったものを求められがちだけど、本当は無意味そうなことだったり、欲望に突っ走ったりすることから気づき、生まれるものって多々あったなと思わされます。

自分自身も改めて余白から生まれる価値観、考え、そういったものを見つめなおしていこうかと思います。というか久しぶりに馬鹿なことしたいなぁ。

節目節目で観返したい作品になりそうです。 

散歩する侵略者

黒澤清の世界観は冒頭から漂い頭の中をじわじわと浸食されていく感覚。

散歩する侵略者

f:id:Blck:20170919211024p:plain


映画『散歩する侵略者』予告編 【HD】2017年9月9日(土)公開

カンヌ国際映画祭ある視点部門で監督賞を受賞した「岸辺の旅」の黒沢清監督が長澤まさみ松田龍平長谷川博己ら豪華キャストを迎え、劇作家・前川知大率いる劇団イキウメの人気舞台を映画化。

数日にわたって行方がわからなくなっていた夫・真治が、まるで別人のように優しくなって帰ってきたことに戸惑う妻・鳴海。それ以来、真治は毎日どこかへ散歩に出かけるようになる。

同じ頃、町で一家惨殺事件が発生し、不可解な現象が続発。取材を進めるジャーナリストの桜井は、ある事実に気づく。不穏な空気が町中を覆う中、鳴海は真治から「地球を侵略しに来た」という衝撃的な告白を受ける。長澤と松田が主人公の夫婦役で初共演し、長谷川がジャーナリスト役を演じる。

この監督が撮る作品ってどことなく不穏な空気が全編通して漂っているんですよね。それがいいんですが。

この映画はとにかく考えさせられる。何も考えずに観ていればそれはそれで終わるんですが、細部も気にして観ていると「あれっ」ってなる箇所が多すぎます。故に何回も楽しめる作品な気がしてなりません。

ストーリーとしては宇宙人に侵略される話なんですが、その方法が実に斬新。人間の概念を奪い、内部から自滅させていくという方法。これだけ聞くと何のことやらって感じなんですが、その細部が実に丁寧に描かれています。

人間が生きていくうえで自然と獲得していく概念。危険とは何か、仕事とは何か、家族とは何か、所有とは何か、愛とは何か、こうした概念が抜け落ちたとき、言語的な指針を失い、何を思うのか。

何も思わないと思うかもしれませんが、人は知らず知らずのうちに言葉を使い周りを定義付けながら生活している。その当たり前の生活を鋭く、かつ自然に抉り取るところに監督の手腕を感じます。

冒頭はエグイシーンから始まりますが、観終わる頃にはあれはあれで理解できてしまう。逆に理解できないなら何も考えないで生きていることになってしまう気がします。

難しいようでいて至極簡単な、それでいて良い回答が見出せないといったジレンマに終始戸惑い続けます。

鳴海(長澤まさみ)は夫である真治(松田龍平)が別人のようになって帰ってきて、最初は戸惑いながらも愛を再認識していくところなんか、自分にとって最大の謎でした。

人が人を好きになる時、外見を好きになるのか、内面を好きになるのか。どちらが欠けてもダメだというなら本作の二人の関係性は成り立ちません。

そういった疑問に次ぐ疑問を膨らませながら物語は進んでいきます。

配役のチョイスも素晴らしく、松田龍平は本当に宇宙人のようですし、長澤まさみの苛立った役柄もハマっています。あんな感じで長澤まさみに「やんなっちゃうなぁ」って言われるなら本望かも。

素直に笑える要素もある作品なので黒澤清作品としては取っ付き易い仕上がりになっているんじゃないでしょうか。

音楽もどこかコミカルであるのにスリリングなサントラが終始流れており、何とも言えないふわっとっとした気分にさせられます。

黒澤清の十八番である不穏さを暗示する小物使いや演出も健在ですし、頭に残るフレーズも多々あります。

とにかく細部を挙げるときりが無いので、自分で観て考えることをおススメします。

あなたが当たり前と思っている概念を失った時、どういった感情が生まれるかということを。

頭に思い浮かべて下さい。概念という概念を。

それ本当に必要ありませんか?

アーセナルvsチェルシー

コミュニティシールド以来でした。

アーセナルvsチェルシー


HN News - 白熱の“ビッグロンドン・ダービー”はスコアレスドロー、チェルシーはD・ルイスが一発退場

盛り上がりましたが得点が無かったのが悔やまれます。

アーセナルはELで4バックを試し、快勝して間もないですが、チェルシーもホームでの試合ということで観る前からそわそわ。

チェルシーも3バックのチームだった為、相性が良かったと言えばそれまでなんですが、とにかくリヴァプール戦の様なことにならず安堵しております。

今回も中盤のラムジー、ジャカには多少ヒヤッとしましたが、前線への推進力、サイドからの攻撃なんかは良かったんじゃないでしょうか。

それにしてもコラシナツのフィット感が半端ないですね。ほんとに今季から加入したのかと思うほどの存在感。これは良い買い物だったんじゃないでしょうか。

前半とうって変わって、後半でのカード続出、アーセナルがサンチェスを投入すればチェルシーアザールを投入という盛り上がりの多い試合でした。あとは得点だけが・・・

ともあれ、アーセナルは守備陣の安定感を高められれば、得点にも繋がっていくんじゃないでしょうか。

とにかくまだ序盤、今後に期待しましょう。

f:id:Blck:20170828220453p:plain

 

エイリアン

アートにも通ずる映像美。

「エイリアン」 

2087年。資源を積んで地球に帰還するノストロモ号は、とある惑星で正体不明の地球外生命体に遭遇。乗組員の体内に寄生したエイリアンはその腹を食い破って逃走。船内で次々とエイリアンの餌食になっていく仲間たち。最後に残された女性乗組員のリプリーは正体不明の生命体を相手に一人闘うことに……。

これが作成されたのが1979年っていうのが驚きだよ。

冒頭のALIENのタイトルが浮かび上がってくるスタイリッシュさ。モニターに映し出されるいかにもなタイピングなんかも凄くいい。

昔の出来のいいSFものって、今より技術は無かったかもしれないけど想像の領域がそれらをカバーしていたし、既存にない解釈で本当に未来感って感じがして好きなんだよな。

本作に関しても随所にその要素があるし、エイリアン自体の見せ方も抜群にいい。リドリースコット最高だよ。

カメラの暗部の弱さを利用した演出で、エイリアンの部分にフォーカスし、あえて全体を見せない。暗闇でこそ活きる生々しさ、粘着質な恐怖、こういったあるものでやっている感じが好きなんですよ。

ラストのコマ送りのようなフラッシュシーンも実に臨場感があるし、禍々しさも相まってカタルシスは最高潮でした。

午後のロードショーで久々観たんですが、やっぱこういった名作は観るべきですね。リアルタイムじゃない世代の人も。今の映画には無い良さがありますから。