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トップガン マーヴェリック

映画的快楽、原点であり最上級。

トップガン マーヴェリック』

ポスター画像


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トム・クルーズを一躍スターダムに押し上げた1986年公開の世界的ヒット作「トップガン」の続編。

アメリカ海軍のエリートパイロット養成学校トップガンに、伝説のパイロット、マーヴェリックが教官として帰ってきた。

空の厳しさと美しさを誰よりも知る彼は、守ることの難しさと戦うことの厳しさを教えるが、訓練生たちはそんな彼の型破りな指導に戸惑い反発する。その中には、かつてマーヴェリックとの訓練飛行中に命を落とした相棒グースの息子ルースターの姿もあった。ルースターはマーヴェリックを恨み、彼と対峙するが……。

主人公マーヴェリックをクルーズが再び演じ、「セッション」のマイルズ・テラー、「ビューティフル・マインド」のジェニファー・コネリー、「アポロ13」のエド・ハリスが共演。さらに前作でマーヴェリックのライバル、アイスマンを演じたバル・キルマーも再出演する。

オブリビオン」のジョセフ・コジンスキーが監督を務め、「ミッション:インポッシブル」シリーズの監督や「ユージュアル・サスペクツ」の脚本家として知られるクリストファー・マッカリーが脚本に参加。

久々にこれぞ映画な作品を堪能した気がします。いやぁとにかく凄かった。凄すぎて時間の経過も一瞬過ぎて、幸せ過ぎました。

全作トップガンに関してはリアルタイム世代じゃなかったですし、そこまで思い入れがあった作品でも無かったんですよね。まあ観直してみると新しい良さにも気付いたわけですが。あくまでも今作込みでの再評価。

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漠然とカッコいいなと思う物やシーンは多かったわけですが、それをここまで見事に続編として成立させるとは思いもしませんでした。

基本的に続編ってそこまで好きじゃないんですが、本作はその構成含め、見事過ぎました。

何が良かったって挙げ出すとキリがないくらい、全てがクライマックス級。

鑑賞中ずっと思っていたのが本来の映画の在り方って、ということ。こういう有無を言わさない感動だとか驚きだとか、そうした凄さを感じるような、ただただ凄いと思う体験こそが醍醐味だったんじゃないだろうかと。そーいえば、映画を観に行きだした頃ってこうだったよなという気持ちの高まり。

個人的に映画を観ていて物語が好きなんだなと思う瞬間は多々あるわけですが、本作を観て感じたのが、『物語の究極系こそ映画なんだな』ということ。

描かれるそれらの整合性や前提条件、そういったディティールの詰めも、もちろん重要ではあるんですが、それを凌駕するくらいの映像的納得感があればそれはもう最高の映画体験になるんだということ。

それを地で行くのが本作だったような気がしております。

トム・クルーズを筆頭に俳優の演技然り、脚本然り、サウンド然り、映像然り、しっかりと積み上げ、押さえるところは押さえてくる、本当に良く出来た構成でしたし、マジで泣きまくりました。大人になってからここまで泣いた映画は久しぶりかと。

もう全てが本作の為に良く働き過ぎて、感動と驚きの連続。チープな言葉になりますけども、それくらい単純な感情の数々。そして何よりも迫力と映画館でしか体感出来ない幸福に満ちていた。

あの戦闘機のアクションは反則でしょ、と思いつつ、圧倒的迫力に満ちた映像と音声に、震えましたよ。手に汗握るとはこのことかと思うような時間が続き、体験していないのにクルーの一員になったような気すらしてきたほど。

まさに戦闘機アクションの最高峰なんじゃないかと思うほど、音と映像にぶっ飛びましたね。あれは絶対に大きいスクリーンで観た方が良いに決まっている。

そんな没入感ありありの映像体験ってのもブチ上げポイント。プレステ全盛の当時エースコンバットにハマった自分を思い出しましたね。まあ自分がやっていたのは所詮ゲームですが。

それから前作ファンへの目配せも実に丁度良かったんじゃないでしょうか。冒頭観た時はやり過ぎな位の再現に驚きましたが、これはこれで上がる。タイトルロゴからサントラ、カットの再現まで、技術的な向上がある分、細部のディティールが見えるようになっていたこと以外はほぼ一緒。他にも何ヵ所もそういったシーンがあるんですが、これらも不思議と納得感があるんですよね。

この話をする時にスターウォーズの話は切り離せないと思うんですが、スターウォーズでのそれはファンライクに寄せ過ぎたというか、脚本、構成上の作りが甘かったんじゃないかと。必然性に欠けていたというのが正直なところだと思うんですが、上がるけど、なんか違う感が終始あって、満足度として中途半端な印象で変なモヤモヤがあった気がします。

それとは別に、あのミッションもSWのあれですよね。やっぱりああいうミッションって興奮するものなのかなと思いつつ、あの年齢のトム・クルーズがやってるということも相まってぶち上げ。

それに比べてこの作品は何なんでしょう。ファンサービス的な所が多いにも関わらず、必然性があって、むしろそれを上回ってくる納得感すら感じてしまう。

それこそがこの映画の映画たる素晴らしさだとは思うんですが、昨今薄れてしまっていた、映画然とした映画そのもの。これを映画館で観ずして何を観るんだと。それくらい圧倒される映像体験でした。

間違いなく何度か映画館で観たい映画なので、観るたびに新しい発見もありそうです。

では。