アートにも通ずる映像美。
「エイリアン」
2087年。資源を積んで地球に帰還するノストロモ号は、とある惑星で正体不明の地球外生命体に遭遇。乗組員の体内に寄生したエイリアンはその腹を食い破って逃走。船内で次々とエイリアンの餌食になっていく仲間たち。最後に残された女性乗組員のリプリーは正体不明の生命体を相手に一人闘うことに……。
これが作成されたのが1979年っていうのが驚きだよ。
冒頭のALIENのタイトルが浮かび上がってくるスタイリッシュさ。モニターに映し出されるいかにもなタイピングなんかも凄くいい。
昔の出来のいいSFものって、今より技術は無かったかもしれないけど想像の領域がそれらをカバーしていたし、既存にない解釈で本当に未来感って感じがして好きなんだよな。
本作に関しても随所にその要素があるし、エイリアン自体の見せ方も抜群にいい。リドリースコット最高だよ。
カメラの暗部の弱さを利用した演出で、エイリアンの部分にフォーカスし、あえて全体を見せない。暗闇でこそ活きる生々しさ、粘着質な恐怖、こういったあるものでやっている感じが好きなんですよ。
ラストのコマ送りのようなフラッシュシーンも実に臨場感があるし、禍々しさも相まってカタルシスは最高潮でした。
午後のロードショーで久々観たんですが、やっぱこういった名作は観るべきですね。リアルタイムじゃない世代の人も。今の映画には無い良さがありますから。
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