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6才のボクが、大人になるまで。

自分自身が大人になってみて感じること、中身はそれほど変わらないということ。本作ではそれを如実に物語っており、色々な場面で心当たりがあり過ぎる作品でした。

ということで本日は「6才のボクが、大人になるまで。


映画『6才のボクが、大人になるまで。』予告編

本作は同じ役者をつかい、12年に渡り撮影された前代未聞の作品。

6歳の少年が大学に入学するまでを同じ期間を用いて撮影されているということで登場人物全員が同様に歳を重ねていく。これだけで観る価値ある作品だと思いませんか。

そんな作品無いですし、この先も無いと思います。

そして何より、誰しもが通ってきた6歳~18歳という時間を俯瞰して観れるという点においても絶対に各々に心当たることがある。

リチャードリンクレイター監督作品ということで音楽や演出のテンポを期待していたのですが、予想通りのテンポ感で3時間近い作品ながらあっという間に観れました。

やっぱりこの監督は子役、音楽の使い方が上手いですね。

この映画を一言で言うと

「未来の誰かは今の自分かもしれない」

ということです。過去の積み重ねが個々を形成している一方で、同じような経験を経て、数年先を生きている誰かの中に将来自分がなるであろう極めて近い性質をもった人がいる可能性があるということです。

まあ簡単に言うと自分が普段生活している中で見ている、もしくは関わっている人の中に将来自分がかなり近い性質をもってくるであろう存在がいる可能性が高いということ。

それは両親などの近しい存在ではなくて、もうちょっと距離のある知人達、その人たちの混合的な性質をもって人格形成されてくる気がします。

言うならば成長過程での「多くの憧れ」が個を形成するんだなと感じました。 

ロゴ完成

いよいよ念願のアイコンと言いますかロゴが完成しました。

このブログのタイトルにもなっています「Blcrack Reverse」という単語、これは私が大学を卒業して以来何か行う際にハンドルネーム的なものが欲しいと思い考えたものでした。

なぜこの単語なのかというのは秘密ですが、自分自身の特徴や性格を表している造語です。

ちなみにロゴの作成には約10年前より「Actrashly」として私と活動しておりますK氏にイメージを伝え作成してもらいました。

さすがに長い付き合いだけあって私の好みをわかっているのでかなりツボを押さえた仕上がりに大変満足しております。

背景のカラーは最近やたらと私が推しているエメラルドグリーンのようなカラーを使用。このカラーも自分の頭の中にあるイメージ通りの色でさすがの再現力でした。

このくすんだような色味が肝で個人的には最高に気に入っています。まあこれもK氏の絶対音感ならぬ絶対色感によるイメージ再現力の賜物ですが。

今後はこちらを使用していきたいと思います。

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野火

ホラーであるとか描写的にもっとエグイ作品もある中で本作はそれ以上に観ていたくないと思える作品。


野火 -特報- Fires on the plain News flash

前者はどことなく現実感がないというか、客観的に見れる側面があって一歩引いて観れる点に救いがある。一方本作はその余地が無く、主観的かつリアリティをもって迫ってくる。

この一点が他の映画と違っており、非常に心地悪い。

こういう戦争映画を観て思うのが「人は極限状態になると、本当にあそこまで残虐になれるのか」ということ。

極限状態に置かれたことが無いので知る由もないのだけれど、あそこまで変われるのかという点に疑問が残る。逆に主人公が無抵抗な女性を撃ってしまうシーンなどはその後の展開を観ていても、「やられたらやり返す」といった報復的な発想は良い結果を生まないことも改めて実感した。

人が生活している環境って必ず階層化ないしコミュニティ化されていて、その中での良し悪しを判断している気がする。だからこそ、こういった戦争のような状況を心から悪だと言えなかったり、大金持ちを心から羨ましいと思えなかったりするのだと思う。

それぞれが生きている環境に順応し、その中で良いことも悪いことも必ず経験し、悩んでいるものなのだろうと思ったりしました。

だとすると今の自分が抱えている悩みってちっぽけなことのような気がしてきませんか。そんなことを考えさせられる作品でした。

話は逸れましたが本作の全体に漂う不気味さ、重々しさは映画館で体験してこそだと思いました。今となっては上映されていないので静かな夜にでも視覚、聴覚を研ぎ澄まして観てみてはどうでしょうか。ただし決して楽しい映画では無いのでその辺は悪しからず。

ただ塚本晋也監督らしいエッジの効いた演出であったりカメラワーク。今の日本には珍しい監督じゃないでしょうか。 

野火 [DVD]

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野火

野火

 
塚本晋也「野火」全記録

塚本晋也「野火」全記録

 

 

The Kings by 平野太呂

以前に引き続き平野太呂氏が今年発売した二冊目の写真集の話を。こちらは「TOKYO ART BOOK FAIR 2016」で購入してまいりました。

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正直、こちらの写真集はコンセプト的に思い入れがあるようなものではなかったので躊躇しておりました。ですが見てみるとポートレートの構図感覚やいつも通りの水色の色彩表現に惹かれ、装丁も完璧なものだったので購入してしましました。

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追記:意外にも平野氏は写真集で人を撮っていない(写真集以外ではかなり撮っていますが)こともあり、新鮮さを感じたのも惹かれた理由かもしれませんが。

こちらも購入の際にご本人に伺ったのですが、「LACC」は数年かけ、撮影しているのに対して、本作は数日で撮影したとのことでした。

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というのもメンフィスで行われるエルビスのコスプレをしたファンが集う、エルビス祭りに合わせて撮影しており、このお祭り自体が数日間の開催の為、それに合わせて撮影したとのことでした。

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ある意味「LACC」との対比で、時間をかければよい写真が撮れるわけではなく、タイミングも非常に重要なんだと再認識させられました。

ちなみにエルビス(偽)を撮影対象にしたのもアメリカンノスタルジー的な意味合いが強かったからとのことです。

こちらもまだ在庫がある場所もあるかと思いますので興味ある方はお早めに。

ちなみに写真集の限定冊数にし、出来る限りロープライスで販売しているのは買われた方が損をしないようにとのご本人が配慮してのことだそうです。

いやー関心です。そしてありがとうございます。

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アーセナル降臨

最近も相変わらずサッカーを観ているんですが、今期はとりわけアーセナルがすごい。まあ個人的に好きだという意味ですが。

アーセナルの印象は正直「毎シーズンそつなく上位にいるチーム」くらいなものでそんなに好きなチームではなかったんですが、今期のエジルのスーパープレーぶりにかなり惹かれております。 

  まあ他の選手もいい感じの選手が揃っていますし、ヴェンゲル監督も相当なやり手なので元から観応えはあったんですけどね。 

アーセン・ヴェンゲル  ―アーセナルの真実―

アーセン・ヴェンゲル ―アーセナルの真実―

 

 ということで何も言わずにこちらを観ていただければエジルの今季の凄さがわかるかと思います。


【メスト・エジル】屈指の司令塔!神クラスのスーパープレイ集 2016

とにかくMFなのかFWなのかわからないスーパープレーの数々。もはやストライカーと言っても過言ではないですね。

昨季とは別人と思えるほどの変わりっぷり。昨季も良かったので変わったというよりプラスアルファによる進化といったほうが正確かもしれません。

直近ではベジェリンやサンチェス等の代替えが効かない主力の離脱が目につきますが、彼の攻守にわたる活躍で持ちこたえてくれるでしょう。

ちょっとアーセナルにハマりそうです。

 ちなみにスマホタブレット

live.line.me

で「スポナビライブ」というチャンネルがありまして、毎節1試合、リーガとプレミアの試合が無料で観れます。PCだと生でしか観れないのですがスマホタブレットでは一定期間観れるのでかなりおススメです。

ブルーバレンタイン

やっぱりライアンゴズリングは素晴らしいですね。

本日は「ブルーバレンタイン」はっきりいって最近はライアンゴズリング祭りですね。


『ブルーバレンタイン』予告編

「プレイスビヨンドザパインズ」「ドライブ」と個人的に好きな俳優トップ3に急上昇しましたが、本作も予想に反せず最高でした。 

blcrackreverse.hatenablog.com

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 映画自体のストーリー構成もさることながら、自分自身の映画とのシンクロ率が半端なく、ラストシーンは自然と涙が出てきたくらいです。

冒頭からどことなく漂う重苦しい空気感。その時点では理由が全く分からないのですが徐々に理由もわかってきます。

普通のこういった映画であれば、恋愛中の絶頂期であるとか最悪期などを描くものが多い中、本作では恋愛の絶頂期である結婚前と最悪期である離婚前を同時進行で描いており、その落差がえげつないほどのふり幅を作り出しています。

誰もが一度は経験するであろう事柄を非常にリアルかつ生々しく描かれています。なぜこんなに生々しいのかと思えば、監督の実体験に基づいて撮られているそうです。

ラストシーンでのライアンゴズリングの背中を見ていると今後の登場人物達の人生がどうなっていくのか、考えずにはいられないところです。

その後のエンディングもまた良い演出で、本作一番の盛り上がりと思われるフラッシュバックシーン。華やかな演出とは対照的に、どうしようもなくやるせない感情でいっぱいになります。それによって一気に現実へと引き戻される感じです。

これも一言でいうなら

「恋愛に限らず人の感情に絶対はない」

ということを痛感させられます。当然なようでいて渦中ではどっかにいってしまっている感情。何とも言えない感じが今でも自分の中を渦巻いております。

ブルーバレンタイン [Blu-ray]

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新たなる出発Ⅱ~横須賀どぶ坂通り商店街編~

引き続きです。

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サインが良いのも然ることながらカラーリングも独特なんですよね。

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神社と英字サインのアンバランスさだったり。

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なんとなく日本と違うバランスだったり。

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こういったポールや電気ボックスからも感じ取れるアメリカンスタイル。

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横須賀の港方面もちょっとしたアメリカンを感じられて、良い感じでした。

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それにしてもこのレンズ、1.4のボケ感トロトロだな。色味も大好物です。

まあ今後も「underTØWN」として何かしら活動していこうと思います。