プレス強度に厚みが増した。
FAカップはハイライトでしか観れていないんですが、結果は悪くなく、むしろ一定のターンオーバーも出来ているように思います。
開始早々に1点失い、どうなることかと思ったものの、終わってみれば3-1と完勝。
正直相手の精度と運によった部分も多かったようには思いますが、アーセナル自体も悪くなかった気がします。そういう意味ではお互い様のところを制したということで、ツキが向いてきたのかもしれません。
今回の試合ではとにかく互いのプレスが早く、強度もある展開が続いていました。以前であればこういった少しのズレで大きな違いになるような試合はアーセナルの十八番で、細かいタッチや創造性で繋いで抜き去り、決める。そんなイメージだったんですが、ここ数年はそのなりを潜めるばかり。
だったんですが、ここ数試合は復調してきていますし、少しづつ変わってきているように感じていました。
そして今回、プレスもシステマチックでしたし、奪ってからの展開も早く、無駄なタメが無い。そんな攻防を制し、勝ち切れたのは大きな収穫なんじゃないでしょうか。
故にペペが少し気になる。攻撃面では球離れが良くなったように見えましたし、セドリックやスミスロウとの関係性も悪くなさそうで、躍動していましたし、得点も決めました。ですが、守備面での弱さやスタミナに若干不安を感じる部分が残ったのも事実でした。以前のアーセナルであればそこまで気にならなかったかもしれませんが、調子を取り戻してきた中にあってはマルティネッリやウィリアン、オーバメヤンと比較した際に気になるところかもしれません。
セドリックに関してはやはり中々良い。球の出しどころやタイミングが良いですし、上下動も柔軟性があって良い。ポジションの甘さなんかは多少気になりますが、試合に出ていけば修正されていく誤差な気がするので結果的に両サイド出来るし良い補強だったんじゃないでしょうか。
そしてパーティ。どこにでも出没し潰す、どこまでパーティなんだよと思わされましたし、やっぱり中盤で効いてくる。奪えなかった時のリスクを除けば最高のファーストチョイス。
サカとラカゼットは最近マストで調子良いですし、チーム自体も上向き調子。
次節は好調なユナイテッド戦ですが、ここでどういった戦い方、スタメンを選ぶのか、楽しみです。
