ファッションはスタイルあってこそ。
『ミケーレのグッチ』
最近はファッションの参考にするのがブランドのコレクションだったりして、その辺が以前の雑誌に頼っていた自分から変化を感じている。
それ以外に参考にしていた映画であったり音楽であったりというのは変わらずなんだけど、コレクションからインスピレーションを受けるというのは最近の個人的な気分なのかもしれない。
中でも『グッチ』デザイナーがミケーレに変わってから本当にカッコいい。
ファッションってただ着ているものがカッコいいとか、コーディネートがカッコいいとかそういうこと以上に『雰囲気』が非常に重要だと思っていて、そういった意味でのミケーレのグッチは抜群に良い。
耽美的だし、優雅だし、それでいて粗雑な部分もあって、とにかく狭義的にファッションを定義しない。
今冬のコレクションの中でも気になったスタイルをいくつか。
その前にコレクションの概要を軽めに
今シーズン、ミケーレが試みたのは「男らしさの多元性」を示すこと。
いかにもミケーレらしい耽美的な世界観は健在だが、いつもよりカジュアル寄りのバリエーションが増え、より多様性に満ちている。
チェックシャツ&フェアアイルセーターを合わせた学生風のルック、古着っぽいモヘアカーディガンにデニムのオーバーオールを合わせたグランジ風のルックは、あえてファッションへの無頓着さを表現しているように見えた。
とりあえずミケーレがグッチにいるうちに何かしらアイテムを買いたいと思うところであります。