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音楽系アニメの中で一番ハマった気がする~ぼっち・ざ・ろっく!編~

『音楽系アニメの中で一番ハマった気がする~ぼっち・ざ・ろっく!編~』

TVアニメ「ぼっち・ざ・ろっく!」公式 (@BTR_anime) / Twitter


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なんて言うんだろう、とにかく全てが丁度良いんですよ。音楽との距離感もそうだし、アニメとしてのバランス、登場人物たちの人物像、関係性など。

それでいて作品内での楽曲は抜群に良いんですよね。音に対するこだわりは半端じゃないものを感じますし。

物語の中で、音楽をこだわって使っているなと感じるシーンも多くて、その場面での音の鳴りが尋常じゃなく響いてくるものばかり。それはエピソード的にもサウンド的にも。

特にそれを感じたのが初ライブのシーン。

バンドの空気感も緊張やらなんやらで沈んでいて、リスナーの人数もノリもいまいち盛り上がっていないような雰囲気。それに奮起し、ぼっちちゃんがギターソロで魂の叫び的な演奏をするんですが、その一連の音が全てを表してるという凄さ。

序盤なんて音圧もいまいち、テンポも若干ズレていて、ドラムなんて走っちゃってる。それが意図的に作られているサウンドなんだろうというのも驚きですし、そこからのぼっちちゃんの演奏は痺れますよ。あれは場の空気変えますよ、そりゃ。

そんなサウンドをクリエイションするアニメ。それが『ぼっち・ざ・ろっく!』

この音楽に懸ける感じがたまらないんですよね。バンドメンバーや各話のタイトルを見ても明らかな、アジカンリスペクトも素晴らしく、アジカンになり過ぎていないけど、絶対に影響受けてるなと思うところも大きい。

自分自身もアジカンからの音楽的影響は初期からあったわけで、「そうそう、この感じあったわ」と思えるようなところが多々あるんですよ。そして、その辺も丁度良い。

全てにおいて言えることですが、あまりどこかに寄せ過ぎてしまうと、どうしてもファンサービスに終始した作品になりがちなので、この丁度良さって意外に重要なポイントかと。

ぼっちちゃんのキャラも現代的だなと思っていて、今の流行りの曲やアーティストって宅録系というかローファイなイメージがあるんですよね。それは実際のチャートなんかを見てもそうで、そんなぼっちちゃんもそこの出なのは明らか。なんだけど、そこだけを描くんじゃないというのが高評価。

バンドやライブ、学園際、そういった人との関りや現場での最高な空気感とクロスオーバーしたところにこそ、音楽がより輝く部分があるというところを見せてくれる。ここが何より素晴らしい。

やっぱり音楽って書いて時の如く、楽しまないと。それは一人でも出来るかもしれないけど、やっぱり誰かと共有したり、共感したりしてこその部分もあるはずなわけで。

そんな感じで音楽を最高に音楽してる最高にハッピーなアニメ。永遠にあの世界観を観ていたいとすら思う作品でした。マジで続編出来ないかな。ホントお願いします。

ちなみに個人的に好きだった楽曲は

この2曲は特に痺れた。とはいえ全曲最高なんですけどね。

アニメ内での使われ方とかも観ると単なる音楽的な良さ以上に気に入る曲もありますし。

アニメと併せてサントラも必聴の作品じゃないでしょうか。

では。