Blcrackreverse

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青い春

松本大洋作品ってそこまで真剣に観てこなかったんだけど、やっぱりなんか惹かれるものはあるなと思う。

『青い春』

ワードセンスとか、ちょっとした仕草だったりとかコマの割り方だったりとか。

映像を観ているわけでは無いのに、流れるように入ってくるダイレクト感というか、なんともいえない独特の感覚が病みつきになるなと最近、思う。

画の好き嫌いが別れると思うし、モチーフ的にも嫌いな人は嫌いだと思う。

個人的にも別に本作がテーマにするような露骨な青春というか悪みたいなものへの情景は特段湧かない。

年齢のせいもあるのか、そこまで刺さるものがないんだけど、作中の『夏でポン!』だけはかなり刺さった。

青春の熱さや友情、夢、努力、希望、学校、その場にいないのに臨場感が圧倒的だし、匂いや気温、雰囲気まで伝わってくる圧倒的作画力が素晴らしい。

コマの割り方やテンポなんかも影響していると思うんですが、とにかくサクッと読めてしまうのに、メチャクチャ印象深く、引き込まれる。

短編であそこまで引き込まれるのも珍しいなと思いつつ、松本大洋作品の凄さも感じた。

他の作品もちょっと読み直してみようと思う今日この頃である。

余談ですが漫画自体も文庫などで出ているツルっとした紙ではなくワイド版のざらっとした質感で読んでほしい。