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アーセナルvsシェフィールドユナイテッド

久々の完勝とラカゼットの強み。

アーセナルvsシェフィールドユナイテッド』

アーセナル、ラカゼット2発で公式戦5試合ぶりの白星…最下位シェフィールドに完勝 | Goal.com

久しぶりにクリーンシートで勝ち切りました。

内容としては何とも言えない感じではありましたが、EL戦では惜しくもドローゲーム。そんな中での本節。

先発メンバーを観た時にどういう並びなのかと思いましたが試合開始後もその印象は変わらず。

中盤や前線を流動的に動かしながら相手チームを揺さぶり、速攻の裏をかくカウンターはハマっていたんじゃないでしょうか。

シェフィールドがフィジカル的にタフで、スピーディーな試合展開になることは予想していたんですが、まさにその通り。

今回はセバージョスとパーティの斜めというか縦というかの関係性も良く機能していて、相手を揺さぶるのに非常に効果的でした。

個人的に前線の機動力が良かったなと思っていて、マルティネッリやラカゼット、サカ、この辺が良くプレスをかけ続けていた。ペペも悪く無かったんですが、どちらかというと攻撃のイメージが強かった感じ。

とりわけラカゼットとマルティネッリは攻守に奔走し、ラカゼットの球際での判断やポストプレーの強さには改めて驚かされました。これで2ゴールという結果も残せているので、コンスタントにこういったプレーが出来れば最高のFWになる気がします。

マルティネッリもそのDNAを受け継ぐかのように成長しているので、相変わらずのボールに対する嗅覚はそのままに、技術的にというか試合の中での巧さを身に付けてほしいところです。

それにしてもホールディングはマリとのコンビの方が良い気がしますね。距離感というかポジションの受け渡しやエリアの使い方がなんだかうまくいっている印象。マリも本当に危ないシーンは少なかったと思うので、この調子を継続してもらいたいところ。

チェンバースも中々脅威になっていて、クロスの精度はかなり良い。少々気になるところもあるものの本職じゃない割には馴染んできて気がします。

とりあえずEL突破を願うのみです。

では。

池散歩~清澄白河編Ⅱ~

blcrackreverse.hatenablog.com

写真を撮ることはその時の気分をアウトプットすることだと思っていて、そういった意味で今の気分が多分に反映されたことでしょう。

日の加減も丁度良く、陰影が絶妙な写真が撮り易かった。日がしっかりと入っていると濃淡がハッキリした写真もふわっと柔らかい写真も撮れ、自由度高く、かなり遊べました。

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大通りを通ればそれこそ都会の雰囲気、一本内側に入れば下町風情漂う街の佇まいが心地良く、住むならこういう街だよなと思わされる丁度良さ。

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写真を撮っているとこういう街ぶらは本当に最高で、その意味で良い塩梅の街並みでした。

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昼に食べた深川丼もこの土地ならではの文化と風情漂う逸品で。

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つづく

ノマドランド

何をするにも金、金、金。 

ノマドランド』

ポスター画像

スリー・ビルボード」のオスカー女優フランシスマクドーマンドが主演を務め、アメリカ西部の路上に暮らす車上生活者たちの生き様を、大自然の映像美とともに描いたロードムービー

ジェシカ・ブルーダーのノンフィクション「ノマド 漂流する高齢労働者たち」を原作に、「ザ・ライダー」で高く評価された新鋭クロエ・ジャオ監督がメガホンをとった。

ネバダ州の企業城下町で暮らす60代の女性ファーンは、リーマンショックによる企業倒産の影響で、長年住み慣れた家を失ってしまう。キャンピングカーに全てを詰め込んだ彼女は、“現代のノマド遊牧民)”として、過酷な季節労働の現場を渡り歩きながら車上生活を送ることに。

毎日を懸命に乗り越えながら、行く先々で出会うノマドたちと心の交流を重ね、誇りを持って自由を生きる彼女の旅は続いていく。

2020年・第77回ベネチア国際映画祭で最高賞にあたる金獅子賞、第45回トロント国際映画祭でも最高賞の観客賞を受賞するなど高い評価を獲得。

第78回ゴールデングローブ賞でも作品賞や監督賞を受賞。第93回アカデミー賞で作品、監督、主演女優など6部門でノミネートされる

前作、『ザ・ライダー』は世界観が最高に好みだった為観てきました。

劇場予告で何度か観ていたんですがその壮大な自然美とテーマ性はさすがクロエジャオ作品でした。

ノマドと聞くとカフェで仕事をするイメージであったり、遊牧民的なイメージであったりと、現実的というよりは自由に生きる理想像的な感じとして捉えがちな気がする昨今。

ある意味で現実的、ドキュメンタリータッチで描かれた本作は本当に色々な意味で感慨深い作品でした。

土地の雄大さや自由さは然ることながら、それ以上に『生きる』ということの無常さや目的、人との繋がりなんかがひしひしと伝わってきて、ノマドとはフィジカル的な遊牧という意味以上に、心の揺れや漂うことなのではないかとすら思わされます。

その表現としての手持ちカメラ描写なんかはまさにそうで、画面が揺れ、出ている登場人物の感情が揺れ、観ている観客も揺さぶられる。

不動のものとしてそこになるのは自然のみで、トイレシーンや寝る時の寒さなどといった自然の現実を観た時に人間のちっぽけさを感じた。

作中で印象的だったセリフがいくつかあって、まず主人公が姉から言われる「他の人より勇敢で正直だっただけ」というもの。

ノマド生活をやめ、定住生活を勧めた中でのセリフだったんですが、それを聞いた時、資本主義の現実と個々人が感じる感情の差によるやるせなさを感じずにはいられなかった。

主人公は夫を失い、全て亡くなった中でのノマド生活を選択していた。それは心の放浪であって心が落ち着けば定住も出来るはず。でもそれ以上に他者から理解されない想いがあったからこそその選択が出来なかったはずで、その表情から訴えてくる葛藤をまざまざと感じてしまった。

そしてもう一つが「さよならは言わない」というもの。これはあるノマドの方がモノローグで述べていたセリフ。

ノマド生活をしていればまたどこかで会えるだろうし、またどこかで会いましょうという希望的観測も含めてさよならは言わないということ。

これもポジティブに捉えればそういうことなんだろうけど、結局のところノマドをしている以上孤独であり、自己責任ということ。生きることの協調性を問うているようでいて、個々の虚無を誰かが埋めることができないという現実を突き付けられている気がした。

その現実という意味で言えば、なんといっても生きる為には金が要るということを実感させられた。

綺麗事や理想論一切抜きにして、何をしていてもどこにいても絶対にお金がかかる。今の時代お金を一切使わずに生きていくことは根本的に出来ないんだなということを改めて再確認した。

人の営みが、生きていく為でなく贅沢をするためにしているんじゃないかという錯覚を感じるシーンも多々あって、アマゾンでの膨大な商品を仕分けるところや、食事のシーン、ファストフードでのシーン。一見すると生きる為にしているようなことが現在においては取ってつけたいいわけのようにすら思えてしまう。

とにかく本作は今の現実と自然の雄大さ、そのギリギリのバランスの中で構成されているドキュメンタリーチックな作品であり、今の時代に向き合うには必要な時間だと思った。

ラストシーンでの前方に進んでいく車を引きで撮るショットから、それでも生きていく感が半端なく、自分自身にも問われているような気がして感慨深かった。

コロナ禍において生きるということ、自分と向き合うということは切り離せない自分のテーマなのかもしれない。そんなことを感じたりもした作品だった。

池散歩~清澄白河編Ⅰ~

久々撮る気で散歩してきました。お馴染み池散歩のお時間です。

今回は清澄白河駅周辺をお届けします。

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桜が一気に開花したのか、天候も相まって最高の写真日和。

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最近のエヴァンゲリオン一色のせいなのか、どことなくインダストリアルなものだったり、数字やカラーリングに目がいったり、いかなかったり。

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川と民家が隣接し、海の近さも感じさせる雰囲気に、なんとも言えない郷愁感を感じます。

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数年前からお洒落なカフェが増えたこともあって、若い人が多い印象。ということでブルーボトルでいったんの休憩。この店舗は街の景観に合うインダストリアルな佇まいでして中々。

tabelog.com

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東京都現代美術館で公開されている展示で観たいものがあるので近いうちにまた来ることは確定なんですが、散歩するには最高のロケーションでした。

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東東京あるあるだと思うんですが、都内っぽくない風景と都内感のある風景が混在しているところが好きで、場所によっては都内ということを忘れてしまうほどの長閑さ。

川沿いの側道や住宅街なんかは本当にそんな感じが強く、なんとなくホッとします。

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とりあえずはこの辺で。

つづく

初夏の訪れは海辺と共に~ZEN VAGUE編~

平日休みということで古くからの友人でありサウナーのh-RD氏と行ってきました。

『初夏の訪れは海辺と共に~ZEN VAGUE編~』

www.zenvague.com

TTNEプロデュースということで以前から気になっていたんですが、その鎌倉という土地柄、どうしても平日に行きたかった。そして暖かくなってから行きたかった。

そんな気分ともマッチし、初訪問。

SAUNA | ZEN VAGUE

その前に最寄駅の長谷駅付近にある気になった古着屋を軽く物色。のつもりがその店がかなり良く、結構長居してしまいました。

『of;f course』

www.google.com

全品2,000円というプライスも然ることながら、その商品ラインナップが目を見張る。

店舗自体はそこまで広くないもののレディースアイテムをメインに、それでもサイズ感などが最近はジェンダーレスなのもあったりで、半分以上は男性も着れるようなものでした。

情報が無さ過ぎるものの、こういう出会いの方が熱くなってしまうのも旧来然とした考えからくるんでしょうか。

とにかく近くに行った際はまた再訪したいです。個人的にマルジェラっぽいハンドメイドのスプーンジュエリーやラルフのTシャツ群、白Tの豊富さには驚きました。これで2,000円とは恐れ入ります。

店員の女性もかなり気さくで愛想良く、話し込んでしまいました。近くに母店があるとのことだったのでそちらも今度訪問したいところです。

そして本題ですが、『ZEN VAGUE』結論から言うと良かったです。

禅×最先端モード。心身をリセットするなら、鎌倉・長谷のゲストハウス〈ZEN VAGUE〉へ。 | Lifestyle | Hanako.tokyo

鎌倉からほど近い長谷駅近く、街の雰囲気も程良く、完全な住宅街の中にありました。

コンセプトが時間や喧騒に縛られること無く自分と向き合う。サーフィンと禅。その通りの雰囲気で何も無い状況を十分に堪能できた気がします。

何かと向き合うことがカルチャーに繋がる。その感覚を少しは垣間見た気がします。サーフィンを始めた時にも感じた自分との対峙。この慌ただしい日常にはそういった時間が必要なのかもしれません。

浴槽は無く、シャワー。サウナと休憩スペースのみのシンプルな構成ながら、セルフロウリュが楽しめ、鳥のさえずりを聞きながらのメローな時間を過ごせました。

時間ごとに予約制となっており、4人がマックスながら、必要十分な気がします。店員の方の対応も素晴らしく、2時間制で1,500円というのは優雅に時間を過ごすには良い体験じゃないでしょうか。

是非また訪問したいところです。

では。

フィッシャー・キング

無償こそが真なのかも。

フィッシャー・キング

ポスター画像

未来世紀ブラジル」のテリー・ギリアム監督によるファンタジックなヒューマンコメディ。

アーサー王伝説に登場する漁夫王(フィッシャー・キング)のエピソードをモチーフに、元人気DJとホームレスの出会いが互いの人生を変えていく様子を描く。

過激なトークで人気を集める売れっ子DJジャック。ある日、彼の発言がきっかけで銃乱射事件が起き、地位も名誉も失ってしまう。

3年後、すっかり落ちぶれたジャックは、暴漢に襲われたところをホームレスのパリーに助けられる。パリーが3年前の事件で妻を亡くしたことを知ったジャックは彼の力になりたいと考え、2人は奇妙な友情で結ばれていく。

ジャックをジェフ・ブリッジス、パリーをロビン・ウィリアムズがそれぞれ演じた。1992年・第64回アカデミー賞助演女優賞(マーセデス・ルール)、1991年・ベネチア国際映画祭で銀獅子賞(監督賞)を受賞。

ファンタジックなのに現実的で一番身に染みた作品だったかもしれません。

『人生とは何なのか』

年々その疑問は深まるばかりだし、考えもしなかったことを考えるようになってきたと感じている昨今。

若い頃であればそれこそ本作に出てくるジャックのような社会的成功者、富も名声もあり、綺麗ない彼女と悠々自適に生活するような生活こそが成功だし、目指すべきことだと無意識的に思っていた。

それが本作ではひょんなことから転落していき、というか自分で気づいてしまうというか、堕落していく。その気付いてしまうというのも面白い点だし、人生はその連続の中で育まれると思うとある種ゾッとする。

それから起きる出来事もやはりギリアムらしく、ワケがわからないことや人の連続。

ただ本作で出てくる謎めいたことに関しては作品群の中でも一番現実とのリンクが成されているし、そこまで荒唐無稽でも無い。

作中でのフックアップされるセリフや出来事も多く、「お金で贖罪を出来たらどれだけいいか」「ただ愛していただけ」「昔はちゃんとした大学教授だった」「ただ水をあげただけ」

何も感じずに通過してしまえばそれだけのことだけど、人生にはそれぞれの転機や気付きがあるはず。

どう解釈するのも本人の自由だし、どう行動するかも本人の自由。

他人には不幸せに見えるかもしれないけど、自分がどう感じるかが本当に重要な事であって、さらに言えばそれすらも真実かもわからないというのが本当のところなのかもしれないという問いが本作には含まれている気がして、そこが最高に刺さってくる。

自分を保つために自分に付いている嘘や壁をつくることが最低限の自分の利己性を保っている場合もあるわけで、それは決して正しくないとは知りながらも、そうするしか手立てがないのかもしれない。

心の緩急を理解し自分なりの共存を出来ることが幸せなのかもしれないと思わされる。

親から子への無償の愛とはよく言ったもので、『無償』こそが万人が持つべき感覚だと考えると、本作に出てくる様々な無償がクリアされ、視覚的にクリアになってくる。

やっぱり色々なものが溢れすぎた今だからこそ、自分なりのふるいにかけることが必要なんだろうな改めて思わされた。

それにしてもロビンウィリアムズとジェフブリッジズのコンビは見ていて好きでした。

奇しくも、ロビンウィリアムズは2014年に63歳という若さで自殺してしまいますが、それもまた本人にしかわからないことが多分にあるのかと思うと、人生は一筋縄ではいかないものだと皮肉めいた感覚を持ってしまうところであります。

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アーセナルvsリヴァプール

代表ウィークの疲れであることを祈るのみ。

アーセナルvsリヴァプール

Jota and Salah earn crucial Liverpool win at Arsenal to boost top-four  hopes | Premier League | The Guardianリヴァプール相手ということもあるのかもしれませんが、パフォーマンスがとにかく悪かった。

前半こそ、何で0-0なんだと思う状況で均衡を保っていましたが、やはりというか後半、ジョタの投入と共に決壊が崩壊しました。

プレスのスイッチも不明確だし、強度も弱い。常に後手後手で対応している感が否めず、こんな結果になってしまった感があります。

比較的中央は閉められていたものの、その割に中盤2人の距離感はいまいちだった気がするし、CBも同様。

サイドに追いやったとしてもリヴァプールの両SBは屈指のプレーヤー。それこそ右に左に振られ、落とされ、上げられで、サイド圧縮が追い付かない。

さらに前線からのプレスがハマっていないのでオーバメヤンやウーデゴールのタスクが多すぎ、攻撃時には誰もいな状況。

まさかの守備練なんじゃなかと思ってしまうほどに攻め時の手数を欠いておりました。

ボール支配率も7割以上リヴァープールに握られ、パスに関しては倍近い数、それでいてパス成功率も上回っているんだから、この結果は必然だったのかもしれません。

ポジティブな要素とすれば、ウーデゴールはやっぱり色々わかっているということ。わかった上で動いているけど、一人ではどうにもならずというのはある意味希望であるのかと。

ネガティブな部分はエルネニーのパスが危険過ぎること、消極的かつサイドorバックへのものが目立ち、それも効果的で無いところがヒヤヒヤした。

代表戦に選ばれていた選手も多かったこと、主要なピースの怪我人も数名いたことを考えると単にそれが原因であればと思うところではあります。

こうなればEL優勝を。とにかくそれとチームの復調を願います。