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苦しんだ分喜びは大きい~アーセナルvsアストン・ヴィラ~

『苦しんだ分喜びは大きい~アーセナルvsアストン・ヴィラ~』

Arsenal boss Mikel Arteta expects Jorginho to become a firm fan favourite |  PlanetSport

メチャクチャ最後まで気が気じゃない試合でした。

前節も熱量は凄かったですが、今回は別の意味でヒリヒリとした一戦。

アーセナルはここまでリーグ戦3試合勝ち無し。優勝争いをしていなければ、慣れたもんなんですが、今シーズンはそうも言っていられないような順位と状況でして。

そんな中でこの試合は絶対に負けられない。というかここからはマジで負けられない戦いしかないわけですが。

そんな中始まったんですが、どうやら序盤からギアの入りが弱い。疲れもあるのか、ターンオーバーがしづらいチーム状況を考えると、こういう時に弱さが出がち。

ヴィラは4-4-2の布陣で、SBが上がりつつ、内側を締めたようなスタイルだったんですが、この陣形により、中央をこじ開けるのが難しく、序盤から苦労していた印象でした。

プレス強度もいつもより低く、選手の距離感もいつもより遠いような。それもあってか中々テンポが出ないんですよ。

サイドに関しても左はマルティネッリでなくトロサールのスタメン。ヴィラは狙いだったのか、結果的にそうだったのかわかりませんが、結果的に内を締められ、トロサールの能力が掻き消されていました。

まあマルティネッリに交代後、エメリが手を打たなかったところを見ると、そこは狙いでは無かった気もしていますが。

開始早々前半5分、ワトキンスによる先制。ワトキンスのあの能力はエグいですね。下位チームあるあるの個人技ヤバい選手がいる説を唱えたいんですが、絶対にこういう局面で機能してくるというか。一矢報いる感が半端無いんですよ。

その後アーセナルもいったんはスイッチが入り、13分くらいからはらしいプレーも出てきていたんですよね。

そしてそこからのサカによる素晴らしいゴール。いやぁ湧きました。これを決めれるというのは大きいですよ。違いが出せる男になりました。

しかし、喜ぶのも束の間、31分にはコウチーニョに完全に崩されてのゴール。これはもうお手上げ。ラムちゃんももう少し粘れたかなとも思いますけど、とはいえあれは仕方が無い感じでした。

そして前半終了。

アルテタがどういった修正をするのか楽しみにしていたんですが、そこまで変わった印象も無く後半もスタート。

何となく前半からジンチェンコがやけにアグレッシブというか、いつもより丁寧さが無いなと思っていたんですが(シュートだったりパスだったり、オフザボールの動きだったり)、後半30分過ぎにまさかのゴール。

今までの鬱憤を晴らすかのような鮮烈なシュート。これまた見事でした。その後のクールな対応も含めてさすがのメンタリティ。

ウーデも相変わらず良かった。

守備に関しては地上戦4/6、攻撃に関してだとドリブル成功率3/3、ロングボール成功率2/2、中でも目を引くのがキーパス7。これは凄い。これだけチャンスメイク出来て、あれだけの運動量。唯一残念だったのがあのビックチャンス。あれは決めて欲しかった。結果的に勝てたので良かったですが、あのシーンでウーデなら決めれたはずだけに、悔し過ぎました。

ボックス内でもジャカにラストパスを出すシーンもあったりしたので、もう少し自我が出てもいいのかなと思ったり。

でもそれ以外はさすがのキャプテンウーデでした。

ジョルジーニョも予想以上にフィットしてましたね。パーティの変わりとはいきませんが、前線でのチャンスメイクと視野の広さは間違いなく、前節のシティ戦に続いて、存在感ありました。何といってもあのゴールシーン。ジンチェンコのゴール同様衝撃的。惜しくもオウンゴールとしてカウントされてしまいましたが、あれはほぼジョルジのゴールでしょ。見事でした。

余談ですけど、ウーデとジョルジの連携は見ていて心地良いですよね。クリエイティブの親和性が高いし、お互いのフィーリングがアーセナル的というか。今後もっと精度が上がればさらに楽しみなところ。

ここのところ全体的にと言えばそうなんですが、中でもエンケティア、ホワイト、ジャカが少々気になります。

エンケティアはゴールが欲しいし、ホワイトはプレーの切れが落ちている気が。ジャカは球際がいまいち弱く、判断も遅れがちな気がするんですよね。3人とも特段悪いといった感じでは無いんですが、従来のポテンシャルを考えると物足りないというか。

その辺は次節のレスター戦で改善される良いんですが。

これも改めてではあるんですが、やはりマルティネッリがいるとチームに活気が出るなと。

戦術の噛み合わせ上、外に張るウイングが欲しかったのもありますが、彼が入ってからは格段にテンポも上がりましたし、裏を効果的に突ける機会も増えていました。

やっぱり単騎突破ではマルティネッリが圧倒的ですね。今のアーセナルにおいては。

4点目に関しては完全におこぼれではありましたが、あれもマルティネッリの能力あってこそ。アルテタの笑顔を見ても明らかでしたが、本当に歓喜に沸いた一戦でした。

まあ終わってみれば結構支配していたんだなと思いますよ。やっぱり前半の序盤は予想通りでしたけど。

いずれにせよゲーム内容的にはホントキツい戦いでした。

とはいえ見事なゴールのオンパレード。しんどかったけど最高の気分で終われた一戦でした。これがきっかけでチームの士気が上向いてくれるといいんですが。

では。