最近引っ越しを機にインテリアに凝り出したんですが、とにかく椅子が欲しい。
デザイナーズチェアは前から興味があったものの、いつかいつかで未だに買えず。
そんな折に、武蔵美で椅子の展示をやっているじゃないですか。
しかも、座れて、触れる。
ここまで大規模にこういった展示をやるのは珍しいんじゃないでしょうか。
大学なんて10年以上ぶりですよ。
ということで行ってきました。
年代ごとにカテゴライズされた展示スペース。説明は極力省き、見て触って座ることをメインに構成されておりました。
名作の椅子が多々ありまして、テンション上がりましたね。
説明に関してもネット上には詳細が公開されており、気になれば後から調べることができるということ。
個人的にミッドセンチュリー期の椅子が好きだったんですが、やはり生で見るとその存在感というかスペーシーな作りやモノとしての完成度を感じました。
個人的に気になった椅子をいくつか。というか欲しい椅子なのかもしれませんが。
もはや定番のマルセル・ブロイヤー、チェスカチェア。
これは配色もですが佇まいがカッコいい。金属と籐の調和というか、バランスが本当に丁度良い。座ってみても適度な弾力とリラックス感があって、やはり最高。
ミッドセンチュリーを感じるアイテムってやっぱりこういうのだよなと思ってしまうほど綺麗な流線型。これ一つあれば確実に雰囲気が変わる。リラックスして座るならアーム有なタイプかなと。思った以上に座り易かったんですよね。何より配色の対比、有機的なフォルムにグッとくる。サーリネン、やっぱ良いな。
そして、イームズ。これはLSRですね。座面のクッション性が適度に座り易く、コントラストが綺麗。イームズのスチール脚って好きなんですよね。これが木脚とかだと雰囲気変わっちゃうんで。
このサーリネン、ウームチェアも座り心地良し、デザイン性良し。座面が広すぎる感じがしたんですが、座ってみると、クッションが適度に腰をサポートし包み込まれる感じ。サーリネンの椅子はどれも有機的で良い。
イタリア系のヴィコ・マジストレッティも美しい。
FRPを使うとカラーリングがパキッとして、綺麗に発色する。このパキッと感と有機的なフォルムが好きなんだよな。そして何よりインテリアとして映える。
このスツールもシンプルで端正な感じ。折紙をイメージソースに作られているようですが、意外にここまで削ぎ落とされ、それでいて小技の効いたスツールは無い気がします。日本らしさがどことなく出ているところも含め、良いですね。植物などを置いても映えそう。
他にも色々と気になる椅子に溢れてたんですが、とりあえず今回は部屋に置きたいデザイナーズチェア目線で観に行ったので。
それにしても250脚の椅子が一堂に会し、しかも座れるというのはやはり良き展示でした。
では。