この距離感、理想につき。
なんなんだこの浮き沈み感。
変わったのはサカなのか、ラカなのか。
まあこれぞアーセナルというような変わり様はやはり中毒性があるわけでして。
ツートップ気味な形でありつつ、距離感が絶妙かつラカゼットの降り方、受け方が絶妙だったこともあり、前線は視界良好でスタート。
やはりサカは左だと輝くよねと思いつつ、冨安との関係性もしっくりくる感じ。ロコンガも何度か怪しい、緩い場面はあったものの、以前以上に安定感は増していた印象でした。
ティアニー負傷につき、昨年であれば不安しかなった左SBもこのタヴァレスのプレーを見れば心配無用と感じるところでしょう。影のMOMといってもいいくらい輝いていたんじゃないでしょうか。上下運動もそうですし、なによりプレーの選択と思い切りが良い。内外の使い分けや他の選手との連携も取れていた為、本当にテンポ良い感じがプレーにも出ていた印象でした。
前半からプレスもかなり決まっていたし、トランジションもスムーズ。前節のパレス戦と比べてみれば一目瞭然な勝利に、何度一人湧いたことか。
得点のにおいがしなかったパレス戦、得点の予感しかしないビラ戦。
そして忘れてならないのがスミスロウ。
縦横無尽に走り回り、受けては流し、自分も飛び出し、自ら得点した三点目なんかは無双状態だったと言わざるを得ないほど。周りの選手を生かすのも上手いですし、自分で動いても上手い。そしてアーセナル愛を語らせたら最高のコメントも出ますし、末恐ろしい限りです。
忘れていけない人がもう一人いました。そう、ラムズデール。
シュートストップやポジショニングなどは認識していたものの、フィードに関してもここまで出来るとは。
弾丸性のロングフィードで足元にピタリとつけたやつなんかはワールドクラスのそれ。他にもいくつか好判断、高精度のものを炸裂させ、チームメイトを鼓舞する姿勢も期待しかありません。
この調子で登って行ってくれれば。そう思わずにいられない一夜となりました。