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ディストラクションベイビーズ

意外に多くの人は世界を甘く見ている。

「ディストラクションベイビーズ」


柳楽優弥、菅田将暉らが出演!映画「ディストラクション・ベイビーズ」予告編 #Yuya Yagira #movie

愛媛県松山市西部の小さな港町。海沿いの造船所のプレハブ小屋に、ふたりきりで暮らす芦原泰良(柳楽優弥)と弟の翔太(村上虹郎)。日々、喧嘩に明け暮れていた泰良は、ある日を境に町から姿を消す―。
それからしばらく経ち、松山の中心街。強そうな相手を見つけては喧嘩を仕掛け、逆に打ちのめされても食い下がる泰良の姿があった。街の中で野獣のように生きる泰良に興味を持った高校生・北原裕也(菅田将暉)。彼は「あんた・・・すげえな! オレとおもしろいことしようや」と泰良に声をかける。こうしてふたりの危険な遊びが始まった。
やがて車を強奪したふたりは、そこに乗り合わせていたキャバクラで働く少女・那奈(小松菜奈)をむりやり後部座席に押し込み、松山市外へと向かう。彼らの暴力と血にまみれた凶行はインターネットで瞬く間に拡散し、ついには警察も動き出す。

ただただ衝撃でしたね。

繰り広げられるのは暴力のみ、ストーリーも目的もあってないようなもので、全てが暴力に引きずられる形で進行していく。

個々の名前もほとんど登場することなく、ただ過ぎていく展開。

主人公泰良を演じる柳楽優弥なんて到底理解できない別次元の人種だし、起きる出来事も衝撃的。特に女性への回し蹴りを正面から撮るシーンなんか観たことが無い。

でも考えてみると、人って出会う人に対して、基本的にそんなことはしないだろう、みたいなある種なめた感覚を持っている気がする。本作でもほとんどの人がそうで、泰良を見かけても基本的に馬鹿にしているわけだし。そこから行き過ぎた凶行が行われるとは思っていない。

まあ普通に考えればそうなんだけど、そうじゃない、自分の考えの範疇外にいる人もいるということの怖さに気付かされる。

途中から菅田将暉演じる裕也や小松菜奈演じる那奈も一緒に行動し、徐々に凶行が伝染していくんだけど、それって泰良あっての真似事だよね。としか思わない。

ただ、逆に考えれば本当に怖いのは泰良本人よりも裕也や那奈のような影響される人の方が怖いのかもしれない、そんなことを思わされる映画でした。

ともあれ、単純に衝撃的な作品でした。

映画『ディストラクション・ベイビーズ』オフィシャルブック

映画『ディストラクション・ベイビーズ』オフィシャルブック