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E.T.

正直こんなに良かったとは。

ただ赤いパーカーを着てBMXに乗りたい。今の気分にぴったりだったので観返してみました。

E.T.


映画 「E.T.」 劇場予告

満天に星の輝くある夜、森に囲まれた人気のない草原の空き地に不思議な飛行物体が着陸した。ハッチが開き、冷たい夜の空気の中に姿を現したのは宇宙からの訪問者たち。そして…。孤独な10才の少年エリオットと、地球にたったひとり置き去りにされた宇宙人“E.T."との物語が始まる・・・。

最初に観たのは恐らく小学生の頃、当時はファッションにも映画にも興味が無く、ただ観たというだけの印象しか残っていなかった。なんなら内容なんて覚えていないに等しいし、本当に観たのかどうかも怪しいくらい。

最近は異常に自転車が欲しくて、パッと浮かんだのが本作でした。

印象的な赤いパーカーにBMX。

そんな軽いノリで観返したのですが、予想以上にヒットでした。というか生涯ベスト級映画に間違いなくランクインする勢い。

この年になって忘れていた感覚を取り戻せたような純粋な感動。映画ってやっぱりいいなと久々に思わせてもらいました。

とにかく本作で印象的だったのがライティングの絶妙さ。ライティングに注目して各シーンを観ているだけでもSF感満載で、わくわくしてきます。

それに加えて音楽の素晴らしいこと。これが本作の良さを数十倍に引き上げているのは間違いないです。

全体を通しても小物使いやファッションなんかもいちいちおしゃれ。なのにおしゃれ過ぎない感じに留めているところなんか最高です。個人的には家の中に置いてあるものが絶妙で、雑に配置されているようでスタイルは一貫している。こういう今の映画のスタイリッシュさと相反する感じは非常に好みです。

終盤でのBMXでチェイスするシーンなんかもかなりかっこいいですし、そこから飛んでいくシーンでのカタルシスは見事の一言です。

色々と表面上の話ばかり書いてきましたが、内容もかなりカタルシスがあって観終わった爽快感は一級品です。

序盤から終盤まで、ウソだろというくらいに大人に気付かれないE.T.。これって大人そのものを端的に表している気がして、日常生活に慣れ切ってしまい、変化に気付けない最悪な大人像を見事に描いているなと思う。

E.T.を蘇生させようと躍起になるシーンなんかも子供の言う事など気にも留めず、大人のエゴで行動する。

大人になるにつれて経験値は上がっていくかもしれないけど感覚値は反比例していく。慣れることの怖さみたいなものに気付かされます。

E.T.に対しての接し方なんかもそうで、自分達の既知の枠外にいるものに対して純粋に接することができない。これも大人特有で、知らない人、別の人種、偏見や否定的に見ることでフラットに接することができない。これも子供から大人になるにつれて失っていく感覚のように感じます。

とにかく、大人になるってそういうことじゃないでしょ、そう思わせてくれる素晴らしい作品だと思います。今更ですが良いものはいい。それで十分かと。