番外編です。ちなみにこれは怖い話ではありませんので気軽にお読みください。
赤い橋を出発し、とちおを目指す道中のお話しです。
とちおを目指す道中、我々は不気味なトンネルに遭遇しました。 そのトンネルは入口から不気味な雰囲気を醸し出しており、侵入者を阻んでいるかのようでした。

トンネルに入り、ヘッドライトを付け、真っ暗なトンネル内を進みます。トンネル内はどうやら道幅もかなり狭く車1台分ないし2台通るのがギリギリといった感じでした。

トンネルを通過している時間は非常に長く感じられましたが、実際の時間にすると、数分といったところでしょうか。トンネルを抜け、その話をしながら道中を走っていたのですが、あのトンネルが気になり、もう一度戻ることになりました。
トンネルに戻った我々はトンネル内での撮影を試みることになりました。トンネル内で車を降りることは少々ためらわれましたが、こうなったらやらずにいられないのが我々です。トンネル内で車を停め、車を降りると、何とも言えないひんやりとした空気に包まれました。


今にして思えば、よく車を降りたなといった感想です。それくらい不気味でした。

トンネル内で感じた独特な圧迫感も、ある種独特なものがありました。先が真っ暗な状態で全く見えず、靄がかかっているトンネル内。ヘッドライトを付けても乱反射する為、何度も黒い壁のようなものが現れてくる錯覚に陥りました。なので、車で走行していても何度も壁にぶつかるんじゃないかという感覚に襲われました。
この体験は旅をしていた中でも初めての体験で、帰宅後撮っていた動画で見ても、その感覚は独特でした。興味のある方は是非岐阜の山奥を訪れてみてください。
そして我々は興奮状態のまま、とちおへと向かうのでした。