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オシムサッカーの偉大さ

これは絶対に観るべきだし、サッカーに戦術が必要な理由がよくわかる。

『日本代表 vs モンテネグロ代表 キリンカップサッカー 2007(2007.06.01)~JFATV Classics~』

当時も代表戦は観ていたんだけど今ほど細かく観ていたわけでも、興味をもって観ていたわけでも無かったわけだけど、今観ると色々と発見があった。

海外サッカーと比べてそこまでスピード感があるわけでも無いので、逆に細かい点に目が行くし、その原理を考えながら観るにはちょうどいい塩梅でした。

そして何よりその意図を明確に感じるところにオシム監督の偉大さを見た気がする。

日本人の多くにありがちな精神論やありもしない感覚論を信じるやり方には日々うんざりしているし、それが本当にあるならそれは観ていて楽しいものだし、自然と興味が出るものだと思う。

それはサッカーに限った話では無く、仕事や趣味、人間関係などすべてに言えること。

そういった意味で、サッカーというものを戦術的に、それでいて単に楽しめるエンターテイメントとして、両者のバランスを取っていたところが感服する。

監督の意思があって、それを共有し、一人一人に浸透させ、形にする。

中途半端なところが無いし、もしあってもそれを次回以降修正していく。

その姿勢、その意気込みが試合から感じられるし、個々人からも感じ取れる。

このタイミングで観れて本当に良かったと思う。そして良い機会なのでオシムの本なんかも読んでみようかと思う。

アルテタにもこういった素質はあると思うので、こういう面白い、それでいて知的なサッカーを志向してもらえれば、一層の興味を持って、サッカーを観れるんじゃないかと思ってもいる。

余談ですがアルテタの師匠であるペップの新刊も非常に興味深いのでこれも読んでみたいところです。