廃墟で時間を使ってしまい、メインの写真展は30分ほどしか観れませんでしたが、やはり来て良かった。
「ロバート・フランク展 - もう一度、写真の話をしないか。」
世界で最も重要な写真家の一人であり、世代を超えて熱烈に支持されているフランク。1950年代のリアルなアメリカの姿をとらえた代表作『アメリカ人』(1958)は、当時、米国内でまさに“炎上”の様相を呈し、酷評された。しかし同時にかつてない大きな衝撃をもたらし、20世紀の写真界を大きく変貌させるきっかけとなった。
フランクは現在94歳。いまもなお写真・言葉・グラフィックワークを自在に操った写真集が次々と発刊されている。しかし、展覧会の開催は比較的少なく、日本国内での大規模な展覧会は本展が23年ぶりとなる。
本展では、清里フォトアートミュージアム収蔵作品の中から、未公開作品を含む106点を展示する。フランク作品の歴史的価値と今日的意義を明確にする貴重な機会となりそうだ。
以前からこの写真集を観て気になっていた。
- 作者: ロバートフランク,Robert Frank,山形浩生
- 出版社/メーカー: JICC出版局
- 発売日: 1993/11
- メディア: 大型本
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少し前までアマゾンで売られていたが、またしても完売。ただ何度も再版されているのでそれを待てば手に入るはず。
それは置いときまして、本題の写真展。
正直モノクロ写真のみの展示は初めてで、カラーにあるような多様感みたいなものは無いんだろうなと思っていたんですが、モノクロゆえの良さを再認識させてもらいました。
色の濃淡、会長の豊かさ、そして何より構図の大切さ。
全て頭ではわかっているつもりだけど、実際のプリントで観るとそれはまた別物なわけで。ましてやロバートフランクともなれば、さすがの一言。
多様な人物をレンズ内に収めること、国旗などを大胆にフレームに入れることで出るインパクト。時代を切り取るとともに、スナップの原点を観た気がしました。
それにしてもしっかりとしたポートレートをモノクロで撮ると妙な説得力があってなんか好きなんですよね。そんな写真も残していけたらと思います。
余談ですが帰りに行った
絶対にここまで来たら食べたいと思っていたソフトクリームですが、時間は18時過ぎ。やっているお店も少なく、近くにありそうな場所でチョイス。
このお店はカカオ豆を使ったソフトクリームを日本で唯一作っているお店らしく、気になり過ぎました。
三種類あったんですが、店員さんに聞いたところこの店にしかない「ノワール」というソフトクリームを頂きました。
味は最高にチョコでした。
普段は混むようですが、平日の閉店間近ということですんなり購入。これは夏でなくても食べたいと思う濃厚さで、大変満足でした。