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ラストアクションヒーロー

単純にワクワクするでしょ。

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「ラストアクションヒーロー」


高島忠夫 解説 ラスト・アクション・ヒーロー

アーノルド・シュワルツェネッガー主演、スリルと興奮のアクション・アドベンチャー!

ダニー少年はアクション映画のヒーロー、ジャック・スレイターの大ファン。ある日老映写技師に貰った魔法のチケットを手にスレイター最新作を見ていたダニーに、凄いことが起こった。突然スクリーンからダイナマイトが飛び出すと、次の瞬間ダニーはスレイターが運転する車の後部座席にトリップ。なんとダニーは上映中の映画のなかに入り込んでしまったのだ!

シュワルツェネッガーが『閉ざされた森』のマクティアナン監督と組んで銃撃戦、カーチェイス、爆破などあらゆる見せ場を展開するノンストップ・アクション・アドベンチャー

基本的にシュワルツェネッガー作品ってそんなに好きじゃなかったんですが、本作はとりあえず単純に面白かった。

シュワちゃんの映画ってストーリ云々よりもアクションメインと言うか、そういう感じが強いと思うんですが、本作はもう全部乗せ。

当時の大作にありがちなレーティングを意識した結果、こうした作品に仕上がって、結果的に駄作になってしまった感が強い本作ですが、今だからこそ逆に楽しめる展開になっている気がします。

自分の中の鉄板である、「ワクワクした子供→ベタな展開→強烈なキャラ=最高」この方程式通りの展開にこちらも終始ワクワクしました。

そんな中でも考えさせられる部分もあって、虚構と現実、まさに映画内で起きていることは全て作られた虚構であるのに対して、現実という名のリアル。なのにそれこそが虚構とも言えるような場面がいくつか登場する。何かを盗むために人が簡単に殺されたり、周囲の人の無関心さであったりと人間味があるべき現実世界にこそ潜む潜在的な悪事性が垣間見えて事実は小説よりも奇なりとはよく言ったものだと思わされる。

現実世界に来たシュワちゃんが朝ダニーの母親と過ごしているシーンなんかの現実性は逆に映画の中でのこうであってほしいという願望を中和していく点なんかも皮肉が効いてて中々面白い。

カメオ出演も捻りが効いているし、アクションもある程度のクオリティを担保し、楽しめる作品としては上出来な気がします。