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鬼龍院花子の生涯

次は日本映画の名作へ。ハマる流れは止められない。

「鬼龍院花子の生涯」


なめたらいかんぜよ! 『鬼龍院花子の生涯』宮尾登美子

 宮尾登美子の同名小説を五社英雄が映画化。

夏目雅子のセリフ「なめたらいかんぜよ」は流行語となった。

土佐の侠客である鬼龍院政五郎は、大正10年に松恵という養女を取った。松恵は政五郎の身の回りの世話をしながら成長する。政五郎は末長という男と対立していたが、末長の妻が経営する料亭からさらった娘つるを妾にした。つるは翌年、政五郎の娘を出産。娘は花子と名付けられた。花子が女学生になったころ、政五郎は高校教師の田辺と知り合い意気投合、十六歳になった花子の婿にしようとする。しかし田辺は松恵と愛し合うようになっていた。

 時代劇なんて全く興味無かったし観ることも無いと思っていた。春日太一に出会うまでは。


ゴロウ・デラックス 2017年2月2日 170202 【春日太一がゲストで登場!】

WOWWOWプラストであるとか宇多丸のラジオだとかで話を聴くうちに興味だけは募っておりました時代劇。

タイミングよくGYAOで「鬼龍院花子の生涯」が公開されており、何となく観てみると面白い。「なめたらいかんぜよ」これが時代劇に対しての私の偏見に充てられたセリフかと思うほど圧倒的な凄味でした。ホントすいませんでした。

出ている演者もとにかく素晴らしく、今の日本映画には無い迫力や存在感に観入ってしまいました。

目を覆いたくなる場面、鳥肌が立つ場面、ここまでスクリーン越しに訴えてくる作品は初めてだった気がします。

以前は時代劇なんて年配の方が観るものと思っていましたが、実際観てみると全く違い、自らの考えを反省した次第です。

直会話の内容や時代背景など知識不足で理解できないところも多々ありましたが、そんなこと抜きで面白いしカッコいい。そういうところが重要な気がします。

特に美術のこだわりを凄く感じたし、家紋がとにかくかっこいい。印鑑であるとか家紋であるとかそういった昔の家柄を表すアイコンとしてのマークに強く惹かれた次第です。

夏目雅子も名前だけは知っていましたが、綺麗過ぎる。昔の女優は艶のある綺麗さがあって、存在感と共に凄く惹かれました。

やっていることも起きていることも今の時代とは異なりますが、通じるところはあるし、「人」が出ている時点で変わらぬモノ。とにかく時代劇を中心に日本の名作を掘っていく日々が始まりそうです。

そしてタイトルにもある花子は、思っていた花子ではありませんでした。その驚きから映画はスタートします。

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