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シン・ゴジラ

やっぱり庵野さんは凄い。

シン・ゴジラ


シン・ゴジラ 劇場限定予告

ゴジラ FINAL WARS」(2004)以来12年ぶりに東宝が製作したオリジナルの「ゴジラ」映画。

総監督・脚本は「ヱヴァンゲリヲン新劇場版」の庵野秀明が務め、「のぼうの城」「進撃の巨人 ATTACK ON TITAN」の樋口真嗣が監督、同じく「のぼうの城」「進撃の巨人」などで特撮監督を務めた尾上克郎が准監督。

14年のハリウッド版「GODZILLA ゴジラ」に登場したゴジラを上回る、体長118.5メートルという史上最大のゴジラをフルCGでスクリーンに描き出し、リピーターが続出するなど社会現象とも呼べる大ヒットを記録。興行収入は81.5億円に上り、第40回日本アカデミー賞では作品賞、監督賞ほか7部門で最優秀賞を受賞した。

ある時、東京湾アクアトンネルで崩落事故が発生。首相官邸で開かれた緊急会議では、地震や海底火山の噴火など事故原因をめぐって議論が紛糾する。そんな中、内閣官房副長官矢口蘭堂は、海底に正体不明の巨大生物が生息し、それが事故の原因ではないかと推測するが……。矢口役の長谷川博己内閣総理大臣補佐官赤坂秀樹役の竹野内豊、米国大統領特使カヨコ・アン・パタースン役の石原さとみをメインに総勢328人のキャストが出演し、狂言師野村萬斎ゴジラモーションキャプチャーアクターとして参加した。

庵野監督と言えばエヴァンゲリオンが真っ先に挙がりますが、本作もその影響は多分に残しています。良いか悪いかは個々人の感じ方ですが、私自身は最高でした。

とにかくテンポが速く、あっという間に時間が過ぎていきます。心地良いビートを刻んでいる感じでそれが映画への没入感を高めます。というかシンクロ率を高めてしっかり観ていないと置いて行かれます。このセリフ量だとまともに撮れば倍近い作品になるらしいということも納得の単語量です。

更に驚いたのが登場直後のゴジラがとにかく気持ち悪い。途中までゴジラとは別の生き物だと思っていたくらいです。フルCGだからこそできたのかもしれませんが、禍々しさと使徒感が半端なく、街中で出会いたく無さ全開です。出会った時には死を覚悟しましょう。

ストーリーに関しても実在の街で、実在しないと信じきっているモノが現れ、慌てふためき、効果的な策は打てない。これが日本ひいては全国民が潜在的に内包している感覚。危機的状況は起きないし、起きても誰かが解決してくれるといった人任せな楽観論を浮き彫りにしていて、ホント身につまされます。決めることには責任が伴うけど、決めなければいけない時は誰にでも訪れ、それを蔑にするとツケは自分に返ってくる。返ってくるならまだいい方で、へたしたらそれにすら気づけず、そのまま終わる。そんなことをひしひしと感じさせてくれる作品でもありました。

庵野監督はそういった自分自身との対話を持たせる作品を創るのに長けてるなと改めて思ったり。

その他にも庵野監督らしい仕掛けが随所に仕掛けられていてとにかくわくわくさせてくれる作品でした。在来線爆弾、ゴジラのビーム、サントラ選曲の冥利、挙げるときりがないほどです。

ゴジラや特撮に興味が無い方でも娯楽映画として間違いなく楽しめる一本じゃないでしょうか。

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