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エブリバディ・ウォンツ・サム!!世界はボクらの手の中に

やった後悔より、やらなかった後悔の方が大きい。

「エブリバディ・ウォンツ・サム!!世界はボクらの手の中に」


11月5日公開 『エブリバディ・ウォンツ・サム‼ 世界はボクらの手の中に』予告編

野球推薦で入学することになった新入生のジェイク(ブレイク・ジェナー)は期待と不安を抱き、大人への一歩を不器用に踏み出そうとしていた。
そう、今日は野球部の入寮の日だ。
お気に入りのレコードを抱え、ジェイクが野球部の寮に着くと、4年生のマクレイノルズ(タイラー・ホークリン)とルームメイトのローパー(ライアン・グスマン)から、好意的とはいえない歓迎を受ける。
高校時代、イケイケのスター選手だったジェイクに対する先輩方の洗礼だった。しかも寮生活をしている先輩方は野球エリートとは思えない風変わりな奴ばかり。
マリファナ愛好者で謎めいていて、「コスモス」の熱狂的ファンのウィロビー(ワイアット・ラッセル)、
ノーラン・ライアンの再来を自認する妄想癖の塊、ナイルズ(ジャストン・ストリート)、どうしようもないギャンブル狂のネズビット(オースティン・アメリオ)、
噛みタバコ好きで気さくな男だが、寮生から嫌みの“ビューター・パーキンス"という田舎者っぽいあだ名を付けられたビリー(ウィル・ブリテン)、
カリスマ性はあるがどこか陰りのある早口のフィネガン(グレン・パウエル)など一筋縄ではいかない兵揃いだ…。
誰しも感じる新生活が始まる直前のワクワク感、何にも縛られない大人の自由を満喫しつつも、大人としての責任を同時に気付き始める微妙な心情を眩しいくらいに清々しく描いた青春グラフィティー・ムービーの傑作。

ダサいんだけどどこか惹かれて、カッコ悪いんだけどどこかカッコいい。現代よりもカルチャーだとかスタイルといった、本質の色濃さを感じ取れます。やっぱ海外の青春ものは面白い、そう思わずにいられない作品でした。

それにしてもリチャードリンクレイター監督は時間のコントロールと選曲が素晴らしいですね。

本作も相変わらずの切り口で、新学期が始まる前の三日間に絞って映画化された本作。どうしようもなく馬鹿で、無鉄砲なんだけど、忘れかけていた感覚を刺激されているようで、とにかく楽しいの一言。

大人になると忘れがちな無鉄砲感、今の時代だと効率化だとか情報だとか健康だとか色々と型にはまったものを求められがちだけど、本当は無意味そうなことだったり、欲望に突っ走ったりすることから気づき、生まれるものって多々あったなと思わされます。

自分自身も改めて余白から生まれる価値観、考え、そういったものを見つめなおしていこうかと思います。というか久しぶりに馬鹿なことしたいなぁ。

節目節目で観返したい作品になりそうです。