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ダンケルク

映画体験の新境地へ

ダンケルク


映画『ダンケルク』予告1【HD】2017年9月9日(土)公開

ダークナイト」「インターステラー」のクリストファー・ノーラン監督が、初めて実話をもとに描く戦争映画。

史上最大の救出作戦と言われる「ダイナモ作戦」が展開された、第2次世界大戦のダンケルクの戦いを描く。ポーランドを侵攻し、そこから北フランスまで勢力を広げたドイツ軍は、戦車や航空機といった新兵器を用いた電撃的な戦いで英仏連合軍をフランス北部のダンケルクへと追い詰めていく。この事態に危機感を抱いたイギリス首相のチャーチルは、ダンケルクに取り残された兵士40万人の救出を命じ、1940年5月26日、軍艦はもとより、民間の船舶も総動員したダイナモ作戦が発動。戦局は奇跡的な展開を迎えることとなる。

出演は、今作が映画デビュー作となる新人のフィオン・ホワイトヘッドのほか、ノーラン作品常連のトム・ハーディキリアン・マーフィ、「ブリッジ・オブ・スパイ」でアカデミー助演男優賞を受賞したマーク・ライランス、ケネス・ブラナー、「ワン・ダイレクション」のハリー・スタイルズらが顔をそろえている。

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映画としてのストーリーがどうとかそういったことを超越した映像体験。さすがのノーランといったところでした。

初めてIMAXで観たのですが、これは間違いなくIMAXで観るべき作品ですね。ノーラン自身も70mmというIMAX用の特殊フィルムで撮影しており、そこで観てもらうことに強くこだわっているようですし。

作品の始まりは唐突です。冒頭の絵画的なカットに始まり、銃声の生々しい臨場感、まるでそこにいるかのようなカメラワークとスリリングなサウンドトラック。どれをとっても一級品の映画でした。

正直観終わった感想は虚無感と疲労感があり、良かったのかどうかも判断できない状況でした。

今思えばあそこまで没入し、映画と一体化していたらそうなるわなといったところ。

カラーグレーディングも非常に自分好みの表現で、映像美も素晴らしかったです。

ノーランはCGなどのデジタル技術がとにかく嫌いで、本作もフィルムを使い実写にこだわり撮影しているっていうんだから驚きです。戦闘機なども実機を借りて撮影したらしいですよ。

ストーリーに関しても極力ミニマムにまとまっていて、なぜこうなったのか、どういった作戦なのかといった説明は一切無いまま進んでいきます。会話に関してもほとんどないんですが、とにかく圧倒的な臨場感です。

サウンドも終始流れる時計の秒針のような音が危機感を煽り、全編を通して絶望感を味わいます。やっぱハンスジマーも天才ですね。

戦争に希望もひったくれも無いよなと本当の意味で思わされた作品でした。

疲れている時や精神的に滅入っている時に観たら確実に病みますw

とにかくこれを体感できるうちにぜひ劇場で体験するべきです。絶対に映画館で。できるならIMAXで。