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自分を紡ぐ物語

ROCKY

名作に観る衝動という名のシンプルな感情。

そういったものが人生には必要な気がする。

「ROCKY」 

 フィラデルフィアのしがないボクサーだったロッキーは、世界ヘビー級チャンピオンのアポロのきまぐれによって、対戦相手に指名される。勝てる見込みのない中、ロッキーは過酷なトレーニングを積み、リングへ上がっていく……。

 最近はダイレクトに感情を揺さぶられるような映画が気分だ。

そうなると必然的に昔の映画を観たくなる。

本作のストーリーは言わずもがなだが、人生への不満みたいなものが終盤にかけて見事に消化されていく感じは最高の映画体験な気がする。

とにかくやると決めたらとことんやり抜いた方がいい。そんな当たり前で難しいことをシンプルに見せてくれるし、勇気をもらえる。

作中で何度か訪れるロッキーが自分と向き合うシーン。鏡であったりポスターであったり。こういったシーンから自分と向き合うことの大切さみたいなものを感じられるし、ミッキーがロッキーの家を訪れ、不満をぶちまけた後の引きのショット何かも非常に感慨深い。

ロッキー自身がこのままじゃダメだとわかっているけど動けない。そんな感情の呪縛から解かれていく様が観ていて共感できるし感動する。

試合前夜にエイドリアンに弱音を吐くシーン、「相手はチャンピオンだから負けてもしょうがないけど、最後のラウンドまで立っていれてらただのゴロツキでないことを証明できる」、ここで何かが吹っ切れた感があってすごく痺れた。

その後のチャンピオンとの試合のシーンを観ていてずっと頭で思っていたことがある。他人からどう見られたいか、社会的地位がどうか、お金を持っているか、そういったことではなくて

「自分が自分をどう思いたいか」

それに尽きるんじゃないかと思った時、試合終了と共に最高のカタルシスが訪れた。

定期的に観たい映画は結局のところ自分にとっての名作なのかもしれない。