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自分を紡ぐ物語

Lost summerⅤ~近畿編~

いよいよ最終日です。

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出発は3時半。真夜中ということもあり、目的地である龍王ヶ淵には4時台に到着しました。途中コンビニに寄った際、「全然腹が減らない」と言っていたIKE。龍王ヶ淵到着後、早速何か食べ始めております。自称、動く為の栄養補給とのこと。さすが、適当クオリティです。

到着時は真っ暗だったものの、数十分もすると徐々に明かりがでてきました。夏の夜明けは早いです。

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車を降りて気づいたんですが、暗闇の中のアクア。全く似合わないですね。レンタカーなんであれですが、アクアには昼間が似合います。すみません、話が逸れました。

日も出てきたので、とりあえず歩いて一周してみることになりました。先客も数人いて、撮影やら釣りやらしておりました。

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ここは水の鏡面が綺麗で、早朝の静けさが一層引き立ちます。正直撮り始めの写真は満足いくものもがなく、見た目も予想以上ではありませんでした。

しかし撮影30分を過ぎたあたりから急激に鏡面の良さが引き立ってきました。恐らく、木々の緑が太陽光によって引き立たされ、水面への写り込みに深みが出てきた為、良くなったんだと思います。

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小一時間ほど撮影し、次の目的地へ出発します。

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ちなみに、現地駐車場までの道中も街頭の無い小道を行くことになります。ここはギリギリ車が通れる道ですが、対向車が来たら厳しいかもしれないです。

さぁ次の目的地、青山廃墟へ向かいましょう。

龍王ヶ淵からは予想以上に早く着き、8時台には到着してしまいました。といっても地図上の廃墟付近にですが。

ここまでの運転はIKEが担当しました。イニシャルD譲りのドライビングスキル(自称)を披露し、車内では朝からパンクロックによる大合唱。この旅で一番テンションが上がっていたんじゃないでしょうか。

さて、到着場所は完全に山の麓。どんなに地図を拡大してみても、ここ以外道は無さそうでした。とりあえず車を駐車し、歩いて様子を見に行くことに。結構軽いノリで書いていますが見に行った道中はこんな感じです。

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頂上まで登ってみたものの地図上全く近づけておらず、直線距離で後2キロはあるんじゃないでしょうか。ここまでの道のりを考えても、この格好からしても、現状の道から行くのは困難と判断し一旦車へ戻ります。

とりあえず、各自調べます。調べていてわかったことがあります。訪れた大半の方は、ここまで過酷な道を通っている様子はありませんでした。そこでもう一度マップを見直すと、山の裏側にもう一本道がありそうなことに気が付きました。そこに行ってみて、それでもいけないのであれば諦めるということになりました。

そこまで行き、その道を進んでいくと、山道の為どんどん道が荒れ、道幅も狭くなっていきます。当然舗装もされていません。

「本当にこの道か?」何度も確認しつつ進みます。マップ上、結構近くまで来たところで、路面が一層荒れてきました。かなり鋭利で大きい石も多かった為、私が降りてそれらを退けます。そのまま進むとUターン出来そうなところに出ました。もしかしたらこれ以上は車で進めない可能性もある為、歩いて先の様子を見に行きます。

見に行くと、この先はさらに急な坂道、道路幅は相変わらずの車一台分です。これ以上行くなら徒歩しかないと思いつつ、いったん車に戻ります。

車に戻ると2人とも窓を開けません。ノックしてもです。助手席に周り、車の周りを飛んでいるでかいハエのようなものを追っ払い、いなくなった瞬間に乗り込みます。窓を開けなかった理由を聞くと、どうやら周りを飛んでいるのはアブとのこと。サイズも大きく、数十匹はおります。確かに窓ガラスにも結構な数が止まっており、周りにも結構飛んでおります。またまた電波が無い中調べてみるとアブは攻撃性が高く、集団で襲ってくることがわかりました。あんなに飛んでいる中、私が降りている時に刺されなかったのはある意味奇跡です。

それでも我々です。降りて向かうか話し合います。普通に考えればアブがこんなに飛んでおり、ここから目的地までの実際の距離もわからない状態ならまず断念します。この先を進むことで、更にアブなどが増える可能性もありますし、他のリスクも計り知れません。

ですが、いったん行く方向で話し合います。そんな中、車内ではIKE(自称夏フェスマスター)が大反対です。今回ばかりは車を降りる時に中に入ってきた場合、IKEが絶望的な状況になること、我々もこの格好ではただでは済まないことなどを考慮し、断念することになりました。

実際、ここは真夏に軽装で来るところではなかったのです。ということで引き返します。下山して、アブについて更に調べていると、車のエンジン音と振動に寄って来ていたようです。今回は初めての廃墟断念でしたがある意味いいことを学びました。当たり前のことですが、季節によっては難易度が変わる廃墟もあるということを。廃墟自体が自然と一体化している為、そこを考慮しないと今回のようなことになるのだと感じました。逆に言えば、初日に訪れた七色ダムや龍王ヶ淵などはこの季節でなければあの光景を見ることはできなかったでしょう。

予想外の展開に昼前には全てのポイントを廻り終えてしまいましたアブ騒動に疲労困憊の我々は、予備の最終ポイントである三重の温泉施設、アクアイグニスを目指すことにします。到着後、あまりの暑さに、今風呂入っても、家に着いたら汗だくだということで皆意見が一致し名古屋へ向かうことに。最終的にSAにて遅めの昼食を食べ、解散です。

IKEにとっては、初回にして過酷な旅になったと思いますが、終わってみればやっぱりいい思い出でです。そしれ帰り際のIKEの一言「これで夏も終わったな」。IKEがしたことは車に座り、素晴らしい(皮肉ですが)写真を撮り、もう二度と来ないという決意のみの収穫。それこそ完全にLost summerです。