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モンスターズクラブ

最近映画を観ていて感じるのが、風景の美しい、映画内でのリアリティを持っている作品が好きだということ。

「モンスターズクラブ」


映画「Monsters Club」(モンスターズクラブ) 予告編 - YouTube

本作の舞台はどこだかわからないが、主人公の良一(瑛太)の理想像と心情を描いているかのような、雪が降り積もる、孤独な山奥の風景とマッチしている。なんでかわからないが、観ていて非常に落ち着くし、心惹かれる景色。

個人的にこの映画は集中して観るというより、ぼーっと観る。そんなスタイルの方がしっくりくる気がする。

本作はアメリカで実際にあったユナボマー事件をテーマにした監督オリジナルの作品になっている。上映時間は100分弱と短い部類だが、それで良かったと思う。

実際のところ、この作品の評判はそんなに良くない。退屈だとか、ストーリーに展開が無いと言われている。正直そういった部分も少なくないと思うけど、テーマである、孤独と近現代産業改革への反発といったものは非常に分かりやすいし、途中で出てくる怪物を除いて、理不尽な場面もほとんどない。

そういったテーマに沿った主人公の心の変化や闇の部分を追っていくという意味では楽しめた。というより自分自身の孤独や闇について考えながら観ていくと考えさせられる部分は多かった。主人公の兄であるユキ(窪塚洋介)の「世界に自分を変えられないようにすればいい」というフレーズはすごく共感できるものだと思ったし、ハッとさせられた。

何よりぼーっと観ているはずなのに考えさせられることに驚いた。

タイトルにあるモンスターズとは誰のことを指しているかという点も非常に興味深かった。(ちなみにその答えは本編でも出てきません)

本編とは全然関係ないが、窪塚の演技はある種のオーラを纏っていて独特だけど、それが非常に好きで、今後も俳優としての活躍を期待したいと思う。

アクションやコメディといった快楽的娯楽の意味で映画を観たければお勧めしないが、疲れたとき、自己陶酔に浸りたい時などにはオススメだと思う。またゆっくりと冬にでも観たいと思う。 

モンスターズクラブ [DVD]

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