Gosha Rubchinskiy(ゴーシャルブチンスキー)。コムデギャルソンがブランドのサポートをしているロシアのマルチクリエイター(デザイナー、写真家、映像作家)。
こうも引かれた写真集はいまだかつてありませんでした。購入してから数回通しで鑑賞していますが、やはり素晴らしいです。
モノクロとカラーのバランスも絶妙ですし、何より構図と色味が素晴らしく好みです。こんな感じで自分も世界を切り取りたい、そう思わせてくれる一冊です。
ポートレートに関しても色数を抑え、トーンも極めて穏やか。基本的に寄りで撮影しているにも関わらず、丸みの残る写真で非常に良いです。
彼の素晴らしいところは、エッジの効いた被写体やテーマ(ユースカルチャー等)でありながら、そのエッジを出しつつ、柔らかな色調の写真を撮れること。
その全てが今の私の気分です。やはり物質の本質はカルチャーから成り立ち、形作られる。改めて再認識させられます。
新しい写真集「Youth Hotel」もいずれ手にしたいところですが・・・
とりあえずこの写真集でまだまだ楽しめそうです。
最後に特に気になる写真を何枚か。